元NHK職員でお笑いジャーナリストのたかまつなな(29)が、炎上した自身の動画「若者よ、選挙に行くな」について釈明したもののネット上から厳しい声を集めている。
発端となったのは、たかまつが先月23日にYouTubeチャンネルに公開した動画。その中では高齢者が「若い人たちへ 今のままの日本が一番だよ。選挙なんて行かなくていいよ」「コロナで修学旅行がなくなった? 私の旅行は支援してもらったけどね」などと発言。若者が選挙に行かないため、若者にとって悪い世の中になっていると受け取ることができるネガティブキャンペーンのための動画となっていた。
しかし、この動画はネット上から「分断を煽る」「旅行支援は高齢者のものだけではない」といった批判が集まり、炎上していた。
こうした炎上を受け、たかまつは5日にツイッターを更新。動画について「『私たちは選挙に行くから得をしている。若者は選挙に行かず損をしている。だからネットで騒ぐだけで、選挙に行かないでくれると私たちは得する』と風刺する動画です」とあらためて主旨を説明した。
また、たかまつは「ただ真面目な選挙啓発は、注目されません。だからこそ、関心が低い統一地方選挙の注目を集めるため動画を作りました」と持論を展開。動画の目的は「高齢者を叩くことではありません」といい、「選挙に行く人が得をすると伝えたかったです」とつづっていた。
この釈明にたかまつの元には、「高齢者だってみんながみんな、自分たちが得をするために選挙に行っているんじゃない。まずそこから認知が歪んでいる」「長々と言い訳を書き連ねる時点で、啓発動画としては失敗作ではないかな?」「階級対立を世代間対立にすり替えるの、いいかげんにしとけ」といった批判が殺到している。
そもそも高齢者は「得」をしようとして選挙に行っているわけではない上、貧困に直面する高齢者も多いことから、たかまつの釈明の論理は破綻しているとみなされてしまったようだ。