4月19日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、コメンテーターとして出演している局員の玉川徹氏(60)が、新型コロナウイルス感染症の感染者数を発表しなくなったことを「非常に腹立たしい」と憤慨。これに、視聴者からは戸惑いの声が集まっている。

2週間後に迫るゴールデンウィークを前に、番組では大型連休の国内旅行者が2450万人と予想されているとし、コロナ禍前の2019年比で2パーセント増となる見込みだという。

コロナ禍以降、マスク着用義務が解除されて初めてのゴールデンウィークとなるが、玉川氏は「水を差すようですけどコロナの感染は終わってない。専門家も今回のゴールデンウィークがあけて、感染が増える可能性があるんじゃないか、と(言っている)。すでに第9波に入っているという専門家の分析もありますので」と最近のコロナ発生状況を説明し、ゴールデンウィーク明けの5月8日から、新型コロナの感染症法上の分類が2類相当から5類に移行することで「ゴールデンウィークが明けると日々の感染者の発表がなくなるんです」と指摘。

続けて、「もともと健康な人と若い人は、結果的にははじめからそんなにコロナは怖い病気じゃないんです」と持論を展開させつつ、「基礎疾患もっていたり高齢の人は、最初から今でも気をつけないといけない病気で。自分で備えるしかないですから、5類になるから。感染者は備えるうえで、僕も基礎疾患ありますけど(感染者数の発表は)重要な情報だったんです。それを出さないでしょ?ゴールデンウィーク明けから1週間に1回しか。これには僕は非常に腹立たしい思いを持ってます」と憤った。

しかし、マスク着用義務が解除され、同番組でも感染防止のために立てられていたアクリル板が外されるなど日常に戻りつつある現在、玉川氏の言い分に「このようなコロナを終わらせたくない人たちによって、3年間、日本中が混乱させられました。戦犯の1人だと思います」「昨日に比べて何人増えた減ったとかはほとんど意味ないでしょ」「基礎疾患があって危機感があるならなら人混みを避けるとかマスクを続けるとか、同じ対策を続ければいいわけで、それは感染者の数字で変わるものではないよね」「結局”数字”の増減だけを気にして一喜一憂するだけで、見る側、語る側もそもそも正しくデータの解析が出来ないのだから、もう詳細数字の発表などいらない」と呆れ声があがっている。

「もともと “感染者数”の中には症状のない人も含まれていたわけで、ほとんど意味のない数字だということは多くの人が理解しているところ。感染対策を続ける人は引き続き気をつけるでしょうし、感染者数を聞いたところで、基礎疾患がある人にとっての予防策も同じなはず。腹を立てること自体おかしなことですが、コロナ煽りを続けていた手前、引くに引けない状況になっているのではないでしょうか」(週刊誌記者)

いつまでもコロナ煽りを続ける玉川氏に意見に、違和感を持った視聴者は少なくなかったようだ。