4月10日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)での、テレビ朝日局員・玉川徹氏(59)の発言がまた「暴走」していると話題になっている。

この日、番組では官僚のなり手が少なくなっていることを特集。その原因のひとつが、ブラックな業務ややりがい搾取だという。この話題に玉川氏は、実際の官僚に話を聞いたとした上で、「ある人が言ってたのは、政治家の私利私欲や権力欲とかがあって、本当は日本としてはこうしなければならないっていうことも、できないって言うんですよ!」と発言した。

また、その後も玉川氏は、「集団的自衛権が違憲かどうか?って聞くと、多くの人(官僚)が『違憲だと思う』って言うんですよ。『だけど政治の決定なんだ』って」と指摘。「彼ら官僚からすると、集団的自衛権は合憲ではないって教えられてずっとやってきたわけですよ。だけど、ある時に『違う』ってやられて、そこにすべて合わせてやらなきゃいけないでしょ?」と話した。

さらに玉川氏は「税金の問題だって、『足りないじゃないか』って財務省の人はずっと思ってて、政治の方が増税したら大変だってなってできない。だから、こうやった方が日本のためにいいと思ってることが全然進まない」と与党と官僚との関係性に苦言を呈していた。

しかし、玉川氏のこうした発言は従来から何度も繰り返してきた政府批判とまったく変わらないもの。この一連の発言に視聴者からは「また妄想で発言しちゃってない?玉川さん」「玉川さんの思い込み」「玉川さん、『電通が~』て言ってた時と全然変わってないやん」「また暴走の兆候w」といった苦言が殺到していた。

「安倍晋三元首相(享年67)の国葬の際の菅義偉元首相(74)の弔辞に対し、『当然これ電通入ってますからね』と事実誤認発言をした玉川氏。その後、取材したことを番組でアウトプットする形にすることを強調していました。そのため、今回も『官僚に実際に話を聞いた』といったことを何度も発言していましたが、実際にその官僚が本当に存在するのか、玉川氏の言いたいことを汲み取ってそう発言しただけなのかは視聴者にとっては不透明。結局、同じことをまた繰り返しているのではないかという指摘が上がってしまいました」(政治記者)

視聴者にとって、玉川氏は官僚を政府批判の材料に使っているだけに映ったようだった。