9月7日放送の『news every.』(日本テレビ系)で、事務所創設者のジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題が取り沙汰されているジャニーズ事務所による記者会見を報道。スタジオに出演していた元ジャニーズJr.の橋田康(37)の発言を番組MCの藤井貴彦アナウンサー(51)が咄嗟にフォローする場面があり、称賛を集めている。
午後2時から数時間に渡って行われたジャニーズ事務所の会見。会見では、事務所が性加害があったことを認めて謝罪した上で、これまで代表取締役社長を務めていた藤島ジュリー景子氏(57)が、社長を辞任すると報告。新社長には東山紀之(56)が就任することも発表され、東山が年内にタレント業を引退することも明かされた。
番組ではゲストに橋田を迎えて中継を報道。橋田はジャニーズJr.だった13歳の頃にジャニー喜多川氏から性加害を受けたことを告発している。
そんな橋田だが東山の社長就任について聞かれると、「謝罪して下さったことは本当に真摯に受け止めております」としつつ、東山の社長就任については「僕個人、橋田康としては嫌です」と言い放った。
しかし、橋田は続けて東山について「僕がジャニーズ事務所で活動していた期間、ものすごくお世話になって、ものすごく尊敬していたタレントの先輩」と断言。
そのうえで“嫌”の意図については、「(これからは)僕の尊敬していたタレントである東山さんではなく、新しい代表としてそこに重荷を背負うわけですから、僕もそこに関して全然改善されなかったりですとか、また同じようなことが繰り返されたときに、僕は東山さんに対して強くなにかを言わなきゃいけないんじゃないかと思うとすごく不安になります」と明かした。
この言葉の直後、藤井 貴彦アナウンサー(51)は「ネットニュースなどで誤解を生まないようにあらためてお伝えしますが、いま東山新社長が『嫌』と言ったのは、個人的には尊敬している方で、これからの責任を背負うことになることについて、『嫌』というお気持ちがあるということですね」と補足していた。
この藤井アナの咄嗟の対応にネット上からは、「誤解を招かないためにってすぐさまフォロー入れられる藤井キャスター凄すぎん?」「藤井アナは本当メディアと報道と人間の気持ちをよくわかっている……」「コメンテーターが炎上しないようコメントの認識摺り合わせをその場でする藤井アナ」という声が集まっていた。
会見では同席した井ノ原快彦(47)の的確な発言が称賛を集めているが、中継している側の藤井アナにも注目が集まっていたようだ。