5月18日放送の『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系、以下『ゴゴスマ』)では、同日午前10時18分ごろ、歌舞伎俳優の市川猿之助(47)さんが都内自宅の半地下で意識もうろうとした状態で倒れているのをマネージャ―が発見し緊急搬送されたと速報を冒頭で伝えた。しかし、報道の在り方に、視聴者から「ジャニー性加害はスルーしまくるが、こういう件はイキイキと報じるんですね」と批判が集まっている。

番組がスタートした午後1時55分の時点で、リビングに倒れていた猿之助さんの母親(75)と歌舞伎俳優で父親の市川段四郎さん(78)は、それぞれ自宅と搬送先の病院で死亡を確認。猿之助さんは命に別状はないとのこと。また、現場には遺書のような書置きがあり、警視庁は猿之助さんが自殺を図ったとして詳しい状況を調べているという。

スタジオでは、パネルを用意し、猿之助さんの現在の状態とともに発見時や搬送時の様子についても詳しく紹介。MCの石井亮次アナウンサー(46)は、同日発売の週刊報道で猿之助さんが「澤瀉屋一門の弟子や俳優に対してセクハラ・パワハラを行っていた」と報じられた件にも言及した。

一方で、ジャニーズ事務所の元社長・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題について『ゴゴスマ』は一切報じていないことから、視聴者からは「報道すべきことは 全く報道せず報道したらアカンやろ~な。ことを全力で報道する。ほんと バ✕番組!」「人によって、報道したり、しなかったりって何なの?」「ジャニーズ性加害問題は報道しないくせに」と疑問の声があがっている。

また、猿之助さんが母親・父親と3人で住んでいたとみられる自宅を上空から撮影した映像や表札が映っている映像も何度も放送しており、「芸能人が搬送されたからってヘリコプターを飛ばして自宅が特定できる映像を映すなよ」「空中から自宅を撮影…メディアってマジで非常識」「ヘリ飛ばして自宅上空から生中継っていらないよね。自宅場所特定されるじゃん」と呆れ声も集まっていた。