株式会社エルゴジャパン(本社:東京都品川区)が、タバコ専用のスモーククリーナー「SMOKE ZERO(スモークゼロ)」の新製品発表会を行った。

高性能喫煙ブースのパイオニアとして事業者向けの喫煙ブースを提供してきた同社が新たに着目したのは、家庭をはじめとした「プライベートな空間」だ。5月20日に発売された「SMOKE ZERO(スモークゼロ)」は、特殊なフィルターによって1回のろ過で有害物質を限りなくゼロにする仕様で、家族の受動喫煙や室内のヤニ汚れを防ぐ。

同社の営業部本部長の福田祐二氏によれば、企画・開発の背景には、日本社会における喫煙環境の変化があるという。

■喫煙場所のトップは家庭!家族の受動喫煙の不安も…

昨今では、公共空間やワークスペースでの禁煙が進み、喫煙の場所がプライベートな空間にシフトしている。JTの全国喫煙者実態調査によれば、喫煙者が喫煙する場所として、最も多かったのは自宅という結果になっている。1日あたりの場所別喫煙本数は、自宅がオフィスの2倍にのぼる。

一方、喫煙の家庭シフトで懸念されるのが、家族への影響だ。喫煙者は、家族の受動喫煙を防ぐためのきめ細やかな配慮が求められる。加えて、非喫煙者の家族を不快にさせない工夫も必要だ。喫煙者がどれだけ配慮している「つもり」でも、家族が何らかの不満を抱いているケースが少なくないからだ。

「吸わないこと」が家族の受動喫煙や感情的な摩擦を避ける最善の策であるものの、喫煙習慣をただちに手放すことは困難だと感じている人もいるだろう。

今回発売された「SMOKE ZERO(スモークゼロ)」は、プライベートな空間での非喫煙者と喫煙者、両者の悩みに寄り添う製品。タバコから出る煙を高性能フィルターでろ過することで、有害物質を除去し、拡散を防ぎ、家族だけでなく、自分自身も副流煙から守る仕様となっているという。

■ジャーナリスト堀潤氏が考える喫煙者・非喫煙者の「共生」

「SMOKE ZERO(スモークゼロ)」の新商品発表会には、堀潤氏が登壇し、実際にスモーククリーナーの機能を体験した。

自らも喫煙者だという元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀氏は、NHK入局時の2001年には、オフィス内で喫煙をする風潮が残っていたと振り返る。時代の移り変わりとともに、喫煙の際には周囲への配慮とマナーの遵守が求められるようになり、昨今ではプライベートな空間での配慮も重要度が増していることを実感しているという。

これまで国内外の政治的な「分断」について取材を重ねてきた堀氏。非喫煙者と喫煙者が家庭空間を共にする場合、喫煙者の配慮が大切だとしつつも、最低限折り合えるラインを探るコミュニケーションも必要ではないか、と語る。

「SMOKE ZERO(スモークゼロ)」は、プライベートな空間でどんな配慮が必要なのか迷いがちな喫煙者と、我慢を重ねる非喫煙者が、互いにリラックスして暮らすために寄与する製品となるかもしれない。

「SMOKE ZERO(スモークゼロ)」の価格は14万8,000円。エルゴジャパンの自社サイト、Amazon、楽天などで取り扱っている。