世界遺産のグラン・プラスをはじめ、コンパクトな街に多彩な見どころが詰まったベルギーの首都ブリュッセル。
ブリュッセルに出かけたら、「本場のワッフルを思う存分食べてみたい!」という人も多いのではないでしょうか。
街に出ればそこかしこにワッフル専門店やワッフルスタンドがあるブリュッセルは、まさにワッフル天国。ちなみに、「ワッフル」はフランス語で「ゴーフル(Gaufre)」と呼ばれます。
ベルギーのワッフルを食べるうえで知っておきたいのが、ベルギーワッフルには大きくわけて2種類のワッフルがあるということ。あまり意識されることはありませんが、日本でも2種類の異なるベルギーワッフルが売られているのです。
ベルギーワッフルを二分するのが、ブリュッセル風とリエージュ風。それぞれ都市名を冠していますが、いずれもベルギー各地で食べることができます。
ブリュッセルワッフルは、大きめの長方形をしていて、食感は軽くサクサク。
生地自体にはほとんど甘みがついていないため、粉砂糖やチョコレート、生クリーム、アイスクリーム、フルーツなどをトッピングして食べるのが普通で、トッピングありきのワッフルといえます。
さまざまなアレンジがきくために、ベルギーの家庭では、このブリュッセルワッフルのほうがよく作られていて、それぞれ家庭ごとにレシピがあるとか。好みでハムやサーモン、サラダなどをトッピングし、食事系ワッフルとして食べられることもあります。
このように、トッピングが前提のブリュッセルワッフルは、席に座ってナイフとフォークでいただくワッフル。ベルギーのレストランやカフェの店内で食べられるワッフルとしては、こちらが主流です。
美しい街の景色を眺めながら、優雅な気持ちでブリュッセルワッフルをいただくひとときは、きっと素敵な思い出になるはずです。
一方のリエージュワッフルは、楕円形をしていて、生地のなかに粒の大きいパールシュガーが入っているのが特徴。
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