レトロなメリーゴーランドもツリーに負けない人気ぶり。2階構造で隅々まで凝った装飾がされており、日が落ちてからライトが点灯すればより一層美しく輝きます。見ているだけでも十分ですが、馬に跨ったりしながらマーケットを眺めるのもおすすめ。実際にメリーゴーランドに乗っているのは子供たちばかりでなく、大人でも楽しんでいる人が沢山いますよ。

メルヘンチックな雰囲気を楽しんだところで、ひとつひとつの屋台も見ていきましょう。クリスマスオーナメントや雑貨が並ぶなかで筆者が見つけたのは、「ベンベル」関連のグッズ。「ベンベル」というのはフランクフルト名物のアップルワインを入れる陶器のピッチャーで、屋台にはそれをモチーフにしたメモ帳や朝食用プレート、買い物袋などが並んでいます。お土産にはクリスマス雑貨もいいですが、この様なローカルな商品も思い出になっていいですね。

もちろんアップルワインも会場で飲む事ができます。クリスマスマーケットに登場するのは、「ホットワイン」ならぬ「ホットアップルワイン」。

カラフルで美しいローストアーモンドは、食べてしまうのがもったいないくらい。ザクロやオレンジ&ジンジャーなど変わったフレーバーを置いている屋台もあるので、ぜひ探してみてください。

このほかレーマー広場からショッピングトリートの「ツァイル」にかけてはパウルス広場の会場があり、会場をつなぐ道にも屋台が並びます。ツァイルから続くハウプトヴァッへの会場はどちらかというと飲食関係の屋台がメイン。買い物帰りや仕事帰りに寄っていく人も多く、特に夜はなかなかの混雑ぶりです。

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