作家の乙武洋匡氏(42)が自身のツイッターで、不登校の児童・生徒への対策について持論を展開した。
乙武氏は3日にツイッターを更新。不登校児に対する「学校なんて行かなくてもいい」「逃げることも大事」といったメッセージに対し、「基本的に同感」としつつ、「その上で学校に行かなくても経済的に負担なく学べる環境を保障することが社会として大切なのだと思う」と、学校以外の学ぶ場を作ることが大切だということをつづった。
また、「環境を用意することは民間でもできる。だけど、それを家庭ではなく公共で負担するかは政治判断」とし、続いてのツイートで「そもそも日本の公教育では『周囲に迷惑がかかる子は排除』という風潮が強く、現状としてすべての子どもを包摂できていない」と指摘。「そこで排除された子どもたちも無償で学べる環境を保障すべき」と、ハンディを背負った子でも無償で学ぶ場を作るべきだとした。
この一連のツイートに対し乙武氏のツイッターには、「公共の学校なんだから、色々な学び方があっていいはず。在宅学習の選択もあっていいですよね」「確かにフリースクールはお金が掛かる…。どんな子でも安心して勉強できる場がほしいです」「不登校という手段を選ばざるを得ない原因を排除することから始めてほしいですね」といった声が見られた。
乙武氏は学校ではない「公教育」で子どものケアをしていくべきだと主張しているが、そのためにもう一度議員への立候補を考えてみては、との声も見られた。