1940年(昭和15年)に創建された東郷神社(東京都渋谷区)は、これまで民間企業とのコラボイベント等は一切行わなかった。約80年の歴史を動かしたのは、東郷神社の地元・原宿に本社を構えるイベント会社、株式会社グローバルプロデュース(渋谷区神宮前)からの熱烈なラブコール。「東京一カッコいい夏祭りを!」というテーマのもと、史上初となる共催イベント「GROBAL PRODUCE presents 原宿夏祭り2019 at 東郷神社」が8月23日に開催された。

国内外を問わず、プロサッカーリーグのキックオフカンファレンスなど、年間100本を超えるイベントをプロデュースするグローバルプロデュースは、まさに“イベントのプロフェッショナル集団”。今回の夏祭りはクライアントや関係者に向けたインナー向けイベントであるものの、原宿の東郷神社と共催ということもあって、一般の来場者もウェルカムというオープンな雰囲気で行われた。

お祭りに欠かせない屋台は、射的や金魚すくい、ヨーヨー釣りなどがあり、子どもたちは目を輝かせていた。

もちろんノスタルジーな夏祭りの出し物だけで終わらせないのが、イベントのプロ集団。複数台のキッチンカーが並び、おしゃれなフードメニューも提供された。中でも目玉は、富士山の天然水を使ったフワフワのかき氷「氷屋bebe」の出店だ。


このほか、鹿児島産の上質な茶葉を使った日本茶と生タピオカをトッピングした日本茶ラテ「一千花」、横浜を中心に移動販売を行う洋食レストラン「Jigemon」なども来場客の人気を集めていた。

そして、今回の「GROBAL PRODUCE presents 原宿夏祭り2019 at 東郷神社」では、来年の東京オリンピックでインバウンド客が増えることを見越し、“おもてなしのプロフェッショナル集団”として、アテンドできる人材を育てることを目的とした「東京美人PROJECT」を発足。初めてメンバーのお披露目もされた。

この東京美人PROJECTでは、「OMOTENASHI TO TOU!」をコンセプトに“知性×品性×おもいやり”を持った輝く日本女性を集め、おもにイベント等の司会やインバウンド向けの通訳、アテンド、日本文化の普及など、世界に向けて日本女性の強く柔軟な姿を発信していくという。総勢100名のプロ集団が、増加し続ける訪日外国人に対して最上級の「おもてなしサービス」を提供していくことを目的に結成された。

この夏祭りで司会を務めたのも、東京美人PROJECTの選抜メンバー・橘ゆりさん。英語MCやアテンダント、通訳も可能で、TOEIC820点という才色兼備の女性だ。今後、各行政機関や企業、団体に対して、信頼向上と海外へのブランドUPを目的として、日本経済の活性化にも貢献が期待される。

東郷神社の境内には、豪華絢爛な“やぐら”が組まれ、壇上ではグローバルプロデュースの光畑真樹代表取締役が「東郷神社共催の“東京一カッコいい夏祭り”を存分に楽しんでください!」と挨拶。

なお、来年以降の開催は未定だが、さらに期間、規模を拡大して開催する計画も検討しているとか。もちろん、開催されればインナー向けに留まらず、一般からも広く来場してもらう予定だそうだ。

●株式会社グローバルプロデュース公式サイト:https://www.global-produce.jp/
●東郷神社公式サイト:http://www.togojinja.jp/history/