法学者で作家の竹田恒泰氏(43)が防弾少年団(BTS)による、一連の騒動について苦言を呈した。

BTSのメンバーが原爆の写真がプリントされたTシャツやブルゾンを着用していたことなどに端を発する問題。出演予定だった『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の出演が取りやめになったりなど、大きな騒動に発展している。

そんな中、竹田氏は12日に自身のツイッターを更新し、この騒動について「広島原爆で朝鮮人も多数亡くなった。朝鮮公族の李鍝殿下もその1人」と太平洋戦争時代を回顧しツイート。「朝鮮は当時日本であり、朝鮮人は日本人として共に戦った。日本の敗戦で、朝鮮戦争が起こり半島は分断された。原爆は朝鮮民族の栄光の象徴などではない」とした上で、「Tシャツを作った者も着る者も歴史を分かっていない。日本も朝鮮も敗戦国なのだ」と、BTSのTシャツを擁護する声を真っ向から批判した。


また、徴用工判決への「文化的報復」とする韓国側の見方について「BTSの出演中止と韓国最高裁(事実上は最低裁判所)の判決は無関係」と断言した上で、「文化報復でもなければ政治的悪用でもない。原爆投下を肯定するアーティストは、世界から軽蔑されるだけのこと」とつづっていた。

この投稿に対し、竹田氏のツイッターには、「そもそも原爆は韓国解放の為にやった訳ではなく日本に渡った彼らの同胞も同じように被害を受けたので彼らにとっては悲劇であるはずなのにおかしいですよね」「まずもって両国の歴史を勉強してから発言して欲しいですね…」「原爆を独立の象徴とする考え方にはぞっとしますね」といった称賛や同意の声が集まっていた。