ガンダムゲームのeスポーツ大会「GUNDAM GAME GRAND PRIX2022」(以下、GGGP2022)の本戦が東京都内で開催された。3月5日(土)には「シャッフル部門」の本戦、3月6日(日)には「チームホールド部門」の本戦が行なわれた。
2018年の第1回から数えて第4回目の大会となる、今回のGGGP2022。競技種目として採用されたのは、アーケード用アクションゲーム『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』だ。
GGGPでは初となる1タイトル2部門で、前述のとおりシャッフル部門とチームホールド部門が実施された。『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』は2人対2人の対戦が行なわれるが、シャッフル部門ではチームメイトと対戦相手がランダムに選ばれ、チームホールド部門では事前申請した2人1組のチームで戦う。
チームメイトと対戦相手が誰になるか分からないため、実況解説のなかおさんとみやぎさんはシャフル部門では対応力が求められて展開も波乱万丈なものになると予想。一方のチームホールド部門は、練習で積み重ねたチームワークが要求されるものとなった。
激戦を制して頂点に立ったのは…!?
シャフル部門の予選を勝ち抜いたのは、128名。さらに激闘をくぐり抜けて決勝戦までたどり着いたのは、「SHO∞」「dat」「こざやま」「らいひ」の4名だった。この4名の中で頂点に立ったのは、こざやま選手。こざやま選手は決勝戦1試合目でいきなり敗れたものの、その後は3連勝して栄冠を手にした。
こざやま選手は「大きな大会で優勝したことがなかったので、GGGP2022で優勝できて本当に嬉しい」とコメントした。
チームホールド部門は、64チームによって争われた。ダブルエリミネーション(2敗するまで参加できる形式)でのトーナメントがPHASE1で行なわれて、それを勝ち抜いた8チームでシングルエリミネーション(1敗すると失格)でのトーナメントのPHASE2が行なわれた。
これらの戦いを勝ち抜いたのは、チーム「スクショ@330」(こたんぐ選手、レオシグ選手)とチーム「まゆげ信者」(Re-sinon選手、ちゃんるい選手)。決勝戦は3試合先取したチームが勝ちというルールで、両チームとも2勝する大接戦となった。最後の3試合目を制して、優勝したのはまゆげ信者だった。
まゆげ信者のRe-sinon選手は「決勝戦は自分の中で不甲斐なくて納得できないので、また大会の決勝に来て、次はむちゃくちゃ良いプレイをしたいと思います」と次への抱負を述べ、ちゃんるい選手は「自分たちのチームが優勝候補と言われていましたが、こうやって大きい大会で優勝できたのはすごい嬉しいです。何より、決勝で熱い試合を皆さんに見せられたことが嬉しいです」と観客への感謝の気持ちも表わした。
こうして予選を含めて約1ヶ月半の間、数々の名勝負を生み出してGGGP2022は幕を閉じた。賞金総額は500万円で、シャッフル部門1位には100万円、チームホールド部門1位には200万円(1人100万円)が贈られた。戦いの模様は公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/c/GundamGameGrandPrix/)で見られるので、興味を持った人はぜひチェックしてほしい。
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