旧統一教会と政界の深い関わりが問題視されているが、それを厳しく追及してきた立憲民主党に思わぬブーメランが突き刺さった。立憲民主党は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体と同党国会議員の関わりに関する調査結果を公表。これまで確認されていた議員も含め、関わりがあったのは計14人になり、新たに枝野幸男前代表らの接点も判明した。23日夜にメディアが一斉に報じ、Twitterでは現在「立憲民主党」がトレンドとして急上昇している。

同党の内部調査によると、枝野氏は2006年に旧統一教会の友好団体が発行する『世界日報』の座談会記事に出演していた。岡田克也元副総理も2002年まで3回記事が掲載され、安住淳・前国会対策委員長、福田昭夫衆院議員も旧民主党政権時代の2010年に『世界日報』にインタビュー記事で登場。その他、議員が旧統一教会の友好団体『世界平和女性連合』にパーティー券を購入してもらうなどの関わりが判明したという。

こうした事態に対し、同党の西村智奈美幹事長は、「自民党は党として調査を行っていない」としたうえで、「すべての人が旧統一教会の関係と認識していなかった。今後は、一切関係を持たぬよう徹底していく」と述べている。

同党と旧統一教会との関わりが報じられると、Twitterでトレンド「立憲民主党」が急上昇。同党に対し、「安定のブーメラン芸が炸裂」「だから、勢いが無かったのか。追求する側もおかしな事をやってしまうと、何も言えなくなってしまうわけですね」「ほほっー認識していなかったで済むんだ」「これは自民党とは違い、良い関係なので問題はないそうです。というかバラされそうになったから慌てて発表してる感満載」「立憲民主党も腹の括り方一つで圧倒的に優位に立てるのに。これを有耶無耶にするなら自民党と何ら変わりはないな」「立憲民主党っほんとに残念。認識してたかどうかではなく、どういう経緯で繋がりがあったのかも含めて発表する位しないと自民党の何が違うの?って印象が拭えないよ」など、さまざまな意見が寄せられていた。