与野党は8日、参議院・議院運営委員会の理事会で、NHK党所属の参院議員で「ガーシー」こと東谷義和氏(51)が7月の参院選で初当選以降、ドバイ滞在を理由に登院していないことを受け、議員の海外渡航に関するルールを見直すことで一致した。
国会で議員の海外渡航届に関し、帰国予定日などを明記できない場合は具体的な理由を記入するよう義務化。来年1月から適用する。参院によると、これまでは渡航届に帰国予定日などを記入できない場合のルールがなかったという。
ガーシー議員に対しては「どのような理由で召集に応じず、その後も登院せずに本会議、委員会を欠席しているのか」と文書で質問することも決めた。
ガーシー議員は現在、アラブ首長国連邦のドバイに滞在しているとして、一度も国会に姿を見せていない。これに対し、与野党が一致して異を唱える格好となった。
一方のガーシー議員は9日、自身のインスタグラムでこの一件に触れ、参議院・議院運営委員会の理事会メンバーの画像をアップしたうえで「お前らが決めたわけや、出席簿の提出 ふーん で、帰ってくる日きめて、何したいねん?」と憤慨。
続けて「1人づつ電話したろか?それで説得してくれやw もちろんライブ配信しながらなw 投票してくれた人たちにも聞く権利あるやろ? コソコソ裏で手回しして、セコいことせんと、正々堂々話しよーや お互い国民に選ばれとんねんからな?クラスの目立つ奴イジメるみたいな陰湿な行為は勘弁してくれw」とつづった。
また、その後に行われたツイキャス生配信でもガーシー議員は怒りをあらわにし、「10日で国会終わるのかな。国会が終わる前に、俺が国会に来てないことに対して、帰る日を義務付けなアカンみたいなね。参議院の理事みたいなのが決めたらしいですわ」と切り出し、「もとから日本へは来年に帰るって言ってるのに、仕事のアピールかなんか知らんけど、関係あらへんがな」「公約のひとつも守れんような奴らが人の揚げ足取って何したいねん。俺も揚げ足取りなら負けへんで」と持論を展開した。