1月31日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、取材した家族の個人情報が全国ネットに晒される状況になり、「かなり危険」「強盗に入られんじゃないの?」と心配の声が多発している。
全国で連続強盗事件が多発していることから防犯グッズの需要が急増。番組では、都内で夫婦と小学4年生の息子と5歳の娘の4人家族が住む家に防犯カメラを設置する様子を取材した。
取材の最初の映像では自宅の外観にはモザイクがかかっていたものの玄関と玄関周りの外壁にはモザイクがかかっておらず、家の色や玄関が丸わかりの状態。その後、屋根付近で設置工事をする様子が映し出されたが、自宅のモザイクが外れて窓の位置や外観がはっきりとわかる状態だった。
さらに、取材した家族は共働きのようで、母親が「私たちは子供より先に仕事に出てしまいますので、(子どもが)1人で鍵をしめないといけないということになっているので。その見守りというか。帰りも子どもの方が先に帰ってくるので」と明かす場面も。
この放送に視聴者からは「共働きで子供が1人で鍵かけて家を出ますとか家庭の事情を顔出しでテレビでわざわざ教えるとか逆に強盗に入られんじゃないの」「防犯カメラ設置の密着とか全国ネットで映させるとか防犯意識ゼロじゃん」「防犯意識高いように見せてるけど、顔出しでこんなに情報を発信してるほうが危ない」「かなり危険だと思う。後つけられたりして押し入られたらどうするの?カメラ付けたって安全じゃないのに」「いやいやいやいや全国放送で顔出しして、玄関先も室内も公開して、親が共働き+小さい子供たちが親のいない時間に登校と帰宅をしてるってバラしちゃうの、防犯的に何よりもダメ…」と心配する声が殺到している。
「防犯カメラの種類、設置場所、家族構成、子どもの顔や年齢に加えて、朝も夕方も親が家にいないことが全国ネットで流れてしまったわけです。取材に応じた家族がどこまで許容していたのか分かりませんが、カメラの種類がわからないようにしたり子どもの顔にモザイクを入れたりするなど番組側がもう少し配慮すべきでしたね。防犯の取材をしておきながら、番組側の防犯意識がかなり低いことが露呈されてしまいました」(週刊誌記者)
VTR後のスタジオでは犯罪組織に “闇名簿”が出回っていることを紹介し、名前や住所などの基本情報、家族構成や勤務先、年収や肩書などの情報が悪用されると解説していたが、取材先の個人情報保護までは頭が回らなかったのだろうか。