2月14日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、元東映社員の20代女性が人気ドラマ『相棒』の制作現場で男性スタッフ2人から手を握られるなどのセクハラ行為を受けていたと報道。これに際し、司会の谷原章介(50)が「男女の恋愛が本当に成立しなくなってしまう」などと発言し、視聴者から「出会いの場って、職場でしょ…?」と指摘の声があがっている。
番組の取材によると、女性スタッフは60代の男性スタッフに突然手袋の上から手を握られたり、頻繁にメッセージが届いたりするようになったと告白。また、連絡を返さずにいると不在着信や留守番電話で催促のメッセージも入るようになったという。
さらに別の制作現場でも、別の60代男性から執拗な誘いを受けるように。堪りかねて社内の内部通報の窓口であるホットラインに相談するも、「2人はほかの人にも同じことをしているから気にしなくて大丈夫」「刑事事件にならないようなささいなこと。ホットラインを使って言うほどの重いことではない」「モテてよかったね」との返答を受け、社内の対応にも絶望したという。
結局、女性は21年6月から休職し、昨年10月に退職。東映は弁護士による調査を行い、男性社員に厳重注意し、元女性スタッフにも謝罪したという。
スタジオでは、セクハラの“線引き”について議論し、コメンテーターの武井壮(49)は「声をかけてほしくないラインをきちんと表示できる仕組みが必要なんじゃないか」と、トラブルを避けるためには会社としてルールを作るのもひとつの方法だと語った。すると谷原は「あまりやりすぎちゃうと、男女の恋愛が本当に成立しなくなってしまうかもしれませんし。出会いの場が少なくなるかもしれないし……」と反論。
これに視聴者から「出会いの場って、職場でしょ…?」「谷原章介さん仕事場の本分とは何なんでしょう?」「谷原さんはやっぱりトンチンカン」「出会いの場は違うだろう」とツッコミの声があがっている。
「中には職場恋愛や職場結婚に発展するケースもありますが、職場はあくまでも仕事をする場であって出会いを求める場ではないはず。仕事の妨げになるようなトラブルが起きるのであれば、やむを得ずルールを作ることもあるでしょう。そもそも、今回は好意を持たれること事態が苦痛と感じているわけですから、『男女の恋愛が本当に成立しなくなる』と反論した谷原は、“セクハラ問題の本質”を理解できていない可能性がありますね」(政治記者)
発言に毎度ツッコミの声が集まってしまう谷原。今回は反論する場面を間違えてしまったようだ。