2月20日放送の『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)が設定を無視しすぎているとしてネット上で話題になっている。
この日放送されたのは、お笑いタレント・あばれる君(36)の山ごもり企画。「日本語が分からない」という外国人とともに、その国の人の出身地の料理を作るというもので、必要最低限の食材は用意されているが、それ以外は100時間以内に山にあるものを使って作らなければいけないというルールとなっている。
この日、あばれる君とともに山ごもりすることになったのは、中国人女性のヨウちゃん。あらかじめ用意されていた食材は豚肉と地図、ウズラで、麻婆豆腐と八宝菜、チャーハン、肉まんを作ることになった。
まず、あばれる君とヨウちゃんは付近を捜索しつつ、食材をゲット。さらに地図を頼りにポイントが記された場所まで行くと、そこにあったのは農家。八宝菜などに使う野菜や、豆腐を作るための大豆をゲットしたが……。
「この食材探し1日目では野菜をゲットした以外にも、この日食べるための食材をゲットするため、ワカサギ釣りをする場面もありました。しかし、野菜を集めていた山はまったく雪がなかったのに対し、ワカサギ釣りをする付近には雪が積もっており明らかに別の山。どうやって2人が移動したのかについては番組内では全く触れられていませんでした」(週刊誌記者)
また、そのほかにも“山ごもり”で食材をゲットするはずが途中で東京・新大久保に赴き、中華の調味料をゲット。さらに工房でオリジナル中華鍋を作るなど、もはやコンセプト無視の行動が続出する事態に。ヨウちゃんに関しても“日本語が分からない”設定のはずが、あばれる君の日本語を完全に理解し、自身でも日本語で話す場面が何度か見られた。
こうした番組内容に視聴者からは「開き直って何でもありの番組になったな」「なぜTBSって守れない設定を仕込むの?」「大自然関係なくなってきてる」というツッコミが集まっていた。
「『冒険少年』といえば、昨年に人気企画『脱出島』のヤラセが発覚。無人島で自ら材料を確保してイカダを作るという企画のはずが、スタッフが事前に材料を準備し、あばれる君のイカダを製作。その際、あばれる君が寝転んでいる様子も写真で掲載され、脱出の際はスタッフがあばれる君のイカダを船で引っ張っていたことまで明らかに。他の出演者に関しても野宿ではなくホテルに宿泊していたことが判明したりなど散々。今回の企画は『やらせ』の声をシャットアウトするため、もはやコンセプト丸無視という開き直り作戦に至ったのではないでしょうか」(同)
ヤラセ発覚で完全に開き直った『冒険少年』。番組終了の報もそう遠くなさそうだ。