鳩山由紀夫元首相(75)が30日、自身のツイッターを更新。原子力規制委員会が原発60年超の長期運転を可能にする安全規制の見直し案を了承した件について苦言を呈した。
原子力規制委員会は21日、原発60年超の長期運転を可能にする安全規制の見直し案を了承した。運転開始30年後からは10年以内ごとに劣化状況を繰り返し確認する。原発を最大限活用する政府方針を追認する形で、東京電力福島第1原発事故を教訓に定められた規制制度を転換する。これは政府が年末に原発活用の具体的な方針を取りまとめる直前での了承で、政府方針の後押しになりかねず、規制委の独立性にも疑問が生じかねないとして物議を醸している。
鳩山氏はこれについて、ツイッターに「原発の最大60年まで、原則は40年ルールが撤廃され、停止期間は除かれることになる。圧力容器は放射線にさらされ金属疲労などで劣化するので安易の延長はとても心配だ。」と指摘したうえで「しかし個々の判断は原発推進の経産省が脱炭素化の名目で決めるので答えは見えている。脱炭素化は自然エネルギーで十分にできるのに。」と持論を投稿した。
この投稿に対しコメント欄には「どれだけ電気代上げれば気が済むのですか?」「自然エネルギーはコストがメチャクチャ高いです」「自民党政権はプルトニウムを生産したいんでしょうね。それなら辻褄が合います。原子力発電は廃炉費用を入れずに高コスト」「できると思うならお金出して計画して人集めて実績上げて説得してください」「原発もこれからどんどん進歩しますよ。先生も進歩しましょうよ。ボヤいてばかりじゃつまらないでしょ?」「脱炭素化なんて金持ちの自己満足なんてやらんでいいわ」など、さまざまな意見が寄せられていた。