5月19日放送の『ひるおび!』(TBS系)で、弁護士の八代英輝氏(58)が18日に亡くなった市川猿之助(47)さんの母親(75)と父親である市川段四郎さん(76)の死因について言及する場面があった。
18日午前10時15分頃、都内自宅の半地下にある自室で意識もうろうとした状態で倒れているのをマネージャ―が発見し通報。2階のリビングに母親と段四郎さんが仰向けで倒れており、その場で母親の死亡を確認。段四郎さんも搬送先の病院で死亡が確認された。猿之助さんは命に別状はないが、意識障害がある状態だという。
猿之助さんが倒れていた近くには遺書のようなものがあり、その後の捜査により、それとは別に“財産を親族以外の関係者に相続させる”といった内容が書かれた書置きも分かっている。さらに、2階リビングに倒れていた両親には2人で1枚の布団が掛けられていたことも明らかになっており、19日の朝から現場検証と死因解明のため2人の司法解剖が行われている。なお、捜査関係者によると練炭や薬の空き瓶などは見つかっていないという。
この状況について、八代氏は「ご両親がフローリングで横たわっている状態で布団が一枚かけられていたと。これは、ご両親自身がそこで横たわって布団をかけたとは考えにくい状況だと思うんですね」と指摘し、「例えば亡くなった方の目を閉じるとか、布団をかけるとか、そういった行為は第三者というよりは近親者の行う行為が想定される」と大胆に持論。
続けて、母親と父親が亡くなった時間が違うことや猿之助さんが別の場所に倒れていたことについても、八代氏は「布団をかけてそれから、猿之助さんが自死を図ったとすると、ご両親が亡くなられる、あるいは意識がなくなるタイミングと猿之助さんが半地下に移られて自死を試みられたタイミングは少し時間的なズレがあるのかなという風に現状では感じます」と、憶測を踏まえたうえで自身の見解を語った。
また、両親の死亡時刻にズレがあることについても「どうやってズレが生じたのかについては猿之助さんがご存じの可能性がある」ともコメント。捜査関係者によると練炭や薬の空き瓶などは見つかっていないというが、八代氏は「他の可能性としては、睡眠薬。あと、柔らかい布で絞めるという。柔らかいもので首を絞めると索条(さくじょう)痕は残らない可能性はある」と、生々しい例をあげて説明していた。
元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏(46)は、2人の死因について「首を何かで絞められた場合は索条(さくじょう)痕が残りますので、そういったものは(見つかっていない)ない」と話しつつ、「ただ首全体を腕などで圧迫した場合は、わからない」と語った。
現状では猿之助さんの母親と段四郎さんが、どういった経緯でリビングに倒れていたのか、死因は何なのかといった理由はまったくわかってない。そうした状況下で憶測を語った八代氏には「八代さん本質に触れちゃったね」「こんな無責任で下衆な憶測推理遊びする意味ないのでは」「八代英輝の妄想推理」「猿之助さんの両親の死因を具体的に考察するのは色々と問題があるのでは?」など、さまざまな意見が寄せられていた。