ロックバンド「ONE OK ROCK」ボーカル・Taka(35)が2日、自身のSNS(スレッズ)を更新。米映画『バービー』と米映画『オッペンハイマー』を掛け合わせた、原爆投下を連想させるファンアートに対して言及した。
騒動の発端となったのは、7月21日にアメリカで公開された映画『バービー』と『オッペンハイマー』を同時に盛り上げる意図で、2作品を合わせた「バーベンハイマー」の“ミーム現象”がSNSで拡散したこと。映画『オッペンハイマー』は“原爆の父”と呼ばれる物理学者ロバート・オッペンハイマーの半生を描く作品ということで、同じタイミングで公開された『バービー』実写キャストに原爆キノコ雲を合わせたものなど、SNSには現在までに多くのファンアートが投稿され、両作品を掛け合わせた造語「Bubenheimer(バーベンハイマー)」まで誕生するムーブメントになっている。
こうした背景には両作品の興行主ワーナー ブラザースが相乗効果を狙った側面もあったが、『バービー』の公式アカウントがバービーとキノコ雲やオッペンハイマーを合成させたファンアートに好意的な反応を繰り返していたことで批判が続出。7月31日にはこれを受け、ワーナー ブラザース ジャパン合同会社が「映画『バービー』のアメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を重く受け止め、アメリカ本社に然るべき対応を求めています」という声明を発表。その翌日、アメリカ本社は『ヴァラエティ』など複数メディアを通じて、「ワーナー・ブラザースは、最近行った配慮のないソーシャルメディアでの反応を遺憾に思っております。深くお詫び申し上げます」と謝罪する騒動になっている。
そんななかでTakaが投稿したのは「おいマジで舐めんなよって気分になる」という一言と、問題となった画像だった。この投稿に対しネット上からは「アメリカでも知名度があるタカが言ってくれると心強い」「海外公演もおこなう立場で良く言ってくれた」「戦争を体験したことがない日本人が多くなっていく中で、影響力のある若い子が、“日本人として気分悪い”と感じ、堂々と発言してくれたことを嬉しく思う」「アメリカに拠点を移して寂しい気持ちも持ちながら、今その状況で「日本人として」との発信が嬉しくて嬉しくて。」といった声が上がっている。
現在はロサンゼルスを拠点に移しているTaka。日本人としてこのような声を上げたことに称賛の声が多く寄せられていた。