ネット掲示板「2ちゃんねる」開設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏(46)が5日に自身のX(旧ツイッター)を更新。「Toyota hikes wage of U.S. factory workers after UAW labor deals(トヨタ自動車、UAWの労働協約を受けて米国の工場労働者の賃金を引き上げ)」と題して配信された米メディア・CNBCの記事について私見を述べた。

記事では、全米自動車労働組合がデトロイト3社(ビッグスリー)の自動車メーカーから大幅な賃上げと福利厚生の引き上げを勝ち取ってから数日後、トヨタ自動車が組合に加入していない米国の工場労働者の賃上げを発表したことを伝えている。同社では来年1月1日から9%の賃上げが行われるとして、ケンタッキー州のトヨタ工場では時給が2.94ドル上昇し、34.80ドルとなるとしている。

ひろゆき氏はこの記事を引用して「アメリカ・ケンタッキー州のトヨタの工場で働くと時給$34.80、1時間で約5200円稼げます。日本って先進国なんだっけ?途上国なんだっけ?」と投稿した。

アメリカではコロナからの回復に伴い、物価が上昇し賃金も上がっている。消費者物価指数は前年同月比7.5%の上昇となり、給与総額の対前年同期比(商務省経済分析局のデータ)は2021年第2四半期から急速に上昇し、第4四半期まで13.4%、11.4%、10.0%と非常に高い伸びを示している。

ひろゆき氏の投稿にフォロワーからは「途上国なら未来に夢と希望を抱けるからまだマシで、衰退国にはそれがない」「そのかわり物価が高いですよね」「これからは日本人が海外に出稼ぎにいく時代になっていくんでしょうね」「こんだけ経済の差が出てきてしまったか」「アメリカの企業に日本からリモートワークがいい」「絶望しかない」など、さまざまな意見が寄せられていた。