PR会社・広告代理店・制作会社の実務担当者がクライアント案件を進行する際、「今回の施策の掲載URLを月次報告資料に入れたい」「ニュースサイトに掲載された情報を、クライアントが社内共有しやすい形で整理したい」「PR TIMESなどの配信サービスだけでなく、個別のニュースサイトにおける掲載先も報告材料としてまとめたい」と考える場面があります。

クライアントにとって、自社の情報がニュースサイト上に掲載されたことを示すURLは、施策の進行や掲載状況を共有するための分かりやすい材料になります。

一方で、掲載URLはSEO効果や検索順位上昇を保証するものではありません。掲載URLは、クライアントへの報告や社内共有、掲載内容の整理に使う材料として扱うことが大切です。

この記事では、PR会社や広告代理店がクライアント報告に使いやすい掲載URLの条件と、納品・報告時に確認しておきたい実務上のポイントを整理します。

クライアント報告に向けたメディア選定の全体的な考え方については、クライアント報告に使えるプレスリリース掲載先の選び方|PR会社・広告代理店向けでも解説しています。

PR会社・広告代理店が掲載URLを必要とする場面

PR会社や広告代理店の担当者が、実務の中で具体的な掲載URLを必要とする場面はいくつかあります。

代表的なのは、定期的な月次報告資料や、キャンペーン終了後の完了報告書に、ニュースサイト上の掲載情報を記載したい場合です。

テキストだけで「メディアに掲載されました」と報告するよりも、実際のURL、媒体名、掲載日、記事タイトルを整理して提示した方が、クライアント側も確認しやすくなります。

また、クライアント側の広報担当者が、自社の上層部や他部署へ「今回のプロモーションはこのような形でメディアに掲載されました」と社内共有する場面でも、直接確認できるURLは扱いやすい材料になります。

さらに、掲載情報をクライアントが営業資料、広報資料、採用関連資料などで紹介する場合もあります。

PR TIMESなどの配信サービスを通じて情報を広く届けることは有効ですが、それとは別に、ニュースサイト上の掲載URLを整理しておきたいケースもあります。

掲載URLは、SEO効果を示すためのものではなく、報告しやすさ、共有しやすさ、掲載内容の整理しやすさという観点で価値があります。

クライアント報告に使いやすい掲載URLの条件

では、どのようなURLがクライアント報告に使いやすいのでしょうか。単にWeb上にページが存在すればよいわけではありません。

報告資料や社内共有で扱いやすい掲載URLには、以下のような条件があります。

  • ✓ 独立した記事URLが発行されているか
  • ✓ 通常のブラウザで閲覧できるか
  • ✓ 媒体名が分かりやすく表示されているか
  • ✓ 掲載日または公開日が確認できるか
  • ✓ 記事タイトルが正しく表示されているか
  • ✓ PR表記や広告表記の方針が明確か
  • ✓ 公開後にURLを共有しやすい状態か
  • ✓ スクリーンショットを撮った際に情報が整理しやすいか

これらの条件が揃っているURLであれば、クライアント側も確認しやすく、社内での共有や報告資料への反映も進めやすくなります。

特に、媒体名、掲載日、記事タイトルが確認しやすいことは重要です。報告資料にURLだけを貼るのではなく、周辺情報とあわせて整理できる掲載先を選ぶと、実務上の使いやすさが高まります。

掲載URLを報告資料でどう使うか

取得した掲載URLをクライアントの報告資料に落とし込む際は、URLの文字列だけを貼り付けるのではなく、必要な情報をセットで整理することが大切です。

報告資料には、媒体名、掲載日、記事タイトル、掲載URLを併記しましょう。これにより、リンクをクリックしなくても「いつ、どの媒体で、どのような見出しで掲載されたか」が分かりやすくなります。

また、PCやスマートフォンのブラウザで記事を開いた状態のスクリーンショットを添えると、視覚的にも確認しやすくなります。

必要に応じて、掲載内容の簡単な要約や、媒体の読者層、掲載目的などを一言添えるのも有効です。

URLだけを渡すのではなく、「何の掲載URLなのか」「どの施策に関する掲載なのか」「クライアント社内ではどう共有すればよいのか」を整理して伝えることが、PR会社や広告代理店の実務では重要です。

掲載URLをSNS・自社サイト・営業資料で使う場合の注意点

納品した掲載URLは、クライアント自身によってさまざまな場面で活用されることがあります。

たとえば、公式SNSで「ニュースサイトに掲載されました」と紹介したり、自社コーポレートサイトのお知らせ欄にリンクを掲載したりするケースです。

BtoB企業であれば、営業資料や会社紹介資料、採用関連資料などで、外部掲載情報として紹介することもあります。

ただし、ここで注意したいのは、媒体名や記事内容を誤認させない表現で紹介することです。

広告・PR掲載である場合、その性質を隠すような紹介や、編集記事であるかのように見せる表現は避けるべきです。

掲載元の媒体ルールやPR表記を尊重したうえで、事実に沿った形で紹介することが大切です。

掲載URLをSEO効果として説明しない

掲載URLの取り扱いにおいて、特に注意したいのがSEO効果との結びつけです。

ニュースサイトへの掲載URLは、ユーザーに情報を届けたり、クライアント社内で共有したりするための接点です。検索順位上昇を保証するものではありません。

PR会社や広告代理店の担当者は、クライアントに対して「このメディアに掲載されれば被リンク効果があります」「外部リンクを獲得できるため順位上昇に有効です」といった説明を行うべきではありません。

広告・PR掲載枠からのリンクには、その性質に応じて nofollow や sponsored などの属性が付与される場合があります。

検索エンジンの表示や順位は、検索エンジン側の仕組みによって決まるため、メディア掲載によって結果が保証されることはありません。

クライアントには、掲載URLは順位を上げるための手段ではなく、施策の報告、社内共有、掲載内容の整理に使うための材料であると説明することが重要です。

PR表記やリンク属性の考え方については、プレスリリース掲載でPR表記・nofollow/sponsoredを確認すべき理由でも詳しく解説しています。

PR TIMES以外の掲載URLを持つ意味

プレスリリースの実務において、PR TIMESをはじめとする配信サービスは、情報を広く届けるために便利な選択肢です。

一方で、ニュースサイト掲載枠は、媒体上に記事として掲載されたURLを整理しやすいという特徴があります。

これは、どちらが優れているという話ではありません。目的に応じて使い分けることが大切です。

広く情報を届けたい場合は配信サービスを活用し、報告資料や社内共有に使いやすい掲載URLを整理したい場合は、ニュースサイト掲載枠を検討するという考え方ができます。

クライアント案件では、配信サービスとニュースサイト掲載枠を組み合わせることで、情報発信と報告整理の両方に対応しやすくなります。

配信サービスとニュースサイト掲載枠の違いについては、PR TIMES以外の掲載先を探すPR会社へ|ニュースサイト掲載枠の使い方でも解説しています。

掲載URLを用意する前に確認したい実務ポイント

実際にニュースサイトへ掲載相談を行い、掲載URLを用意する前には、いくつか確認しておきたい実務ポイントがあります。

まず、掲載可否は媒体側の掲載基準に基づいて判断されます。依頼すればどのような内容でも掲載され、URLが発行されるわけではありません。

原稿支給で掲載相談を行う場合は、Word原稿の文字数や体裁、画像素材の規定、リンク先URLのルールなどを確認し、媒体側の入稿条件に合わせて情報を整理しておく必要があります。

原稿支給での進め方については、原稿支給でプレスリリースを掲載する流れ|Word入稿・画像・リンクの注意点で詳しく整理しています。

キャンペーン日程などの都合で短納期での掲載URLが必要な場合は、素材の完備だけでなく、掲載可否確認、請求書発行、入金確認といった手続きのスケジュールも考慮する必要があります。

短納期での相談前に確認すべき点は、プレスリリース掲載を即日で依頼する前に確認すべきことでも解説しています。

また、掲載料金とそれに含まれる作業範囲を事前に確認し、クライアントへ説明できるようにしておくことも重要です。

料金の考え方については、プレスリリース掲載料金の考え方|安価な掲載先を選ぶ前に確認すべきことも参考になります。

掲載URLをクライアントへ報告する前のチェックリスト

掲載が完了し、発行されたURLをクライアントへ報告する前に、実務担当者として確認しておきたい項目を整理します。

  • ✓ 掲載URLはエラーなく正しく開けるか
  • ✓ ページ上に媒体名が確認できるか
  • ✓ 掲載日または公開日が確認できるか
  • ✓ 記事タイトルは正しく表示されているか
  • ✓ PR表記や広告表記は確認できるか
  • ✓ 本文内のリンク先URLは正しく遷移するか
  • ✓ クライアントに説明するための掲載内容を整理したか
  • ✓ 報告資料に媒体名・掲載日・記事URLを併記したか
  • ✓ 検索順位やSEO効果を保証する説明になっていないか
  • ✓ nofollow / sponsored 属性が付与される可能性を説明できるか

これらを確認しておくことで、クライアントへの報告や社内共有を進めやすくなります。

NEW'S VISIONで相談できること

NEW'S VISIONは、2018年4月に創刊したオピニオン言論メディアです。社会、経済、国際ニュースをはじめ、文化、エンタメ、スポーツ、グルメに至るまで、幅広いテーマの情報を発信しています。

NEW'S VISIONを運営する株式会社マッシュルーム(https://mashroom.jp/)は、30年以上にわたり編集プロダクションとして多様な媒体制作に携わってきました。編集制作の知見を活かし、企業情報の発信にも対応しています。

NEW'S VISIONでは、PR会社、広告代理店、制作会社、企業広報担当者向けに、プレスリリースや企業告知記事の掲載相談を受け付けています。

クライアントへの報告や社内共有に使いやすい、ニュースサイト上の掲載URLが必要な場面で、掲載先の選択肢としてご検討いただけます。

主な掲載プランは以下の通りです。

  • ✓ 完全原稿お渡しプラン:33,000円(税込)〜
  • ✓ 編集部サポートプラン:55,000円(税込)〜
  • ✓ まるごと記事制作プラン:110,000円(税込)〜
  • ✓ まるごと記事・画像制作プラン:220,000円(税込)〜
  • ✓ 月額サブスク・複数本・継続掲載:個別相談
  • ✓ 即日対応(特急対応費):33,000円(税込)〜

通常掲載は、ご入金確認および掲載素材の確認完了後、1週間後以降の希望日の掲載を目安に対応します。

お急ぎの案件については、別途特急対応費33,000円(税込)〜で、短納期対応の相談を受け付けています。必要素材、掲載可否確認、料金確定、請求書発行、ご入金確認が完了した場合に、確認完了後24時間以内を目安に対応します。

ただし、受付時間、掲載内容、編集部の稼働状況によっては対応できない場合があります。掲載可否はNEW'S VISIONの基準に基づいて判断します。

掲載条件、料金、入稿規定、掲載までの流れは、以下の案内ページをご確認ください。

NEW'S VISION プレスリリース掲載案内を見る