PR会社・広告代理店・制作会社の担当者が、クライアントから「今回の記事にはPR表記は入るのか」「広告っぽく見えない形で掲載できないか」「このリンクはSEOに効くのか」「nofollowやsponsoredは付くのか」と質問される場面があります。
クライアントにとって、費用をかけてニュースサイトへ情報を掲載する以上、できるだけ自然な形で見せたいと考えるのは自然なことです。
ただし、プレスリリースや企業告知記事を外部のニュースサイトに掲載する場合、PR表記やリンク属性の確認は避けて通れない実務プロセスです。
この記事では、PR会社・広告代理店の実務担当者向けに、広告・PR掲載におけるPR表記やnofollow/sponsoredを事前に確認すべき理由と、クライアントへの説明ポイントを整理します。
クライアント報告に向けたメディア選定の全体的な考え方については、クライアント報告に使えるプレスリリース掲載先の選び方|PR会社・広告代理店向けでも解説しています。
プレスリリース掲載でPR表記が必要になる理由
ニュースサイトに対して費用を支払って記事やプレスリリースを掲載する場合、それが広告・PR目的の掲載であることを、読者に分かる形で示す必要があります。
PR表記の主な目的は、読者に誤認を与えないことです。メディア側が独自に取材・執筆した編集記事と、企業が費用を負担して掲載した記事の性質を分かりやすく区別することは、インターネット上の情報発信において重要です。
適切なPR表記は、情報を発信する広告主と、情報を掲載する媒体の双方の信頼性を守るためにも必要なものです。
PR会社や広告代理店の担当者は、「広告感をなくしたい」というクライアントの要望があった場合でも、PR表記を隠す方向で進めるのではなく、透明性のある掲載を前提として説明することが大切です。
見積もりや入稿前の段階で、PR表記が入る可能性や媒体ごとの表記ルールをクライアントへ説明しておくと、公開後の認識違いを防ぎやすくなります。
PR表記・広告表記にはどのような形があるか
広告・PR目的の記事であることを示す表記には、いくつかのパターンがあります。
一般的には、記事タイトル付近や本文上部に「PR」「広告」「Sponsored」などの表記が入る場合があります。
また、記事が属するカテゴリとして「PR記事」「スポンサード」などの名称が使われることや、記事末尾に広告・PR掲載であることを示す注記が入ることもあります。
具体的な表記の場所や見せ方は、各媒体の編集方針やデザイン規定によって異なります。
そのため、PR会社や広告代理店の担当者は、媒体ごとの表示形式を事前に確認し、クライアントには「媒体規定に基づいて広告・PR表記が行われる」ことを説明しておく必要があります。
nofollow / sponsored とは何か
記事内からクライアントの公式サイトやキャンペーンページへ外部リンクを設置する場合、そのリンクに特定の属性が付与されることがあります。
ここでよく話題になるのが、nofollow や sponsored といったリンク属性です。
nofollow は、検索エンジンに対してリンクの扱いを伝えるための属性のひとつです。
sponsored は、広告・スポンサー関係など、対価のやり取りがあるリンクであることを示すために使われる属性です。
ニュースサイトなどの外部メディアに費用を支払って広告・PR掲載を行う場合、その性質に応じて nofollow や sponsored が付与される場合があります。
細かな技術解説まで踏み込む必要はありませんが、実務担当者は「広告・PR掲載では、リンクの性質を検索エンジンに伝えるための属性が付くことがある」と説明できる程度には理解しておくとよいでしょう。
nofollow / sponsored はデメリットではなく確認事項
一部のクライアントは、nofollow や sponsored が付くことをマイナスに捉える場合があります。
しかし、広告・PR掲載において、これらの属性が付与されることは、透明性を保つための実務上の対応です。
メディアに費用を払って記事を掲載する目的は、検索順位上昇や被リンク効果を獲得することではありません。
記事内のリンクは、記事を読んだ読者が公式サイト、商品ページ、キャンペーンページなどの詳細情報を確認するための導線として扱うのが自然です。
また、掲載URLは、クライアントの報告資料や社内共有の材料として活用できます。
掲載URLの実務的な活用方法については、PR会社がクライアント報告に使いやすい掲載URLとはでも詳しく解説しています。
PR表記やリンク属性を事前に説明しないと起きる認識違い
PR表記やリンク属性のルールを、見積もり前や入稿前にクライアントへ説明しておかないと、公開後に認識違いが起きる可能性があります。
たとえば、記事が公開された後に「PR表記を外してほしい」と要望されるケースがあります。
また、SEO対策を期待していたクライアントが、リンクに nofollow や sponsored が付いていることを後から知り、想定と違うと感じる場合もあります。
こうした認識違いは、媒体側への修正相談や、掲載後の調整作業につながります。
PR会社や広告代理店の担当者は、PR表記、リンク属性、検索エンジン表示や順位は保証されないことを、案件が進む前の段階で説明しておくことが大切です。
クライアントに説明するときの実務ポイント
クライアントに対して広告・PR掲載の条件を説明する際は、以下のポイントを整理して伝えると、認識を合わせやすくなります。
- ✓ PR表記は媒体規定に基づいて入る場合があること
- ✓ PR表記の位置や表記方法は媒体によって異なること
- ✓ 広告・PR掲載の性質上、本文内リンクには nofollow や sponsored が付く場合があること
- ✓ 検索エンジンの表示や順位上昇は保証されないこと
- ✓ 掲載URLは報告資料や社内共有に使う材料として扱うこと
- ✓ 最終的な掲載可否や表現調整は、媒体側の基準で判断されること
これらを見積もり段階や入稿前に説明しておくことで、公開後の認識違いを防ぎやすくなります。
掲載URL・料金・原稿支給とあわせて確認する
PR表記やリンク属性の確認は、それ単独で行うものではありません。
実際にニュースサイトへの掲載先を選ぶ際は、掲載後に発行されるURLの扱い、作業範囲に応じた料金、原稿支給で進める場合の入稿条件などとあわせて確認する必要があります。
たとえば、原稿支給で進める場合は、本文内に設置するリンク先URLが媒体基準に合っているか、入稿前に確認しておくことが重要です。
原稿支給での進め方については、原稿支給でプレスリリースを掲載する流れ|Word入稿・画像・リンクの注意点で詳しく整理しています。
また、料金体系を確認する際も、単なる費用だけでなく、そこにどのような掲載条件が含まれているかを把握しておく必要があります。
掲載料金の考え方については、プレスリリース掲載料金の考え方|安価な掲載先を選ぶ前に確認すべきことでも解説しています。
PR会社や広告代理店の担当者は、クライアントへの提案資料や説明資料に、掲載URL、PR表記、リンク属性、料金、入稿条件をまとめておくと、進行時の認識違いを減らしやすくなります。
PR表記・nofollow/sponsored確認チェックリスト
掲載依頼を進める前に、代理店担当者が社内およびクライアントとすり合わせておきたい項目を整理します。
- ✓ PR表記が入るか確認したか
- ✓ 表記位置や表記方法を確認したか
- ✓ 広告・PR掲載であることをクライアントに説明したか
- ✓ 本文内リンクの設置可否を確認したか
- ✓ nofollow / sponsored が付く可能性を説明したか
- ✓ 検索順位やSEO効果を保証する説明になっていないか
- ✓ 掲載URLを報告資料用の材料として説明できているか
- ✓ 公開後にPR表記を外せない可能性を説明したか
- ✓ リンク先URLの内容審査や変更可否を確認したか
- ✓ 掲載可否は媒体基準で判断されることを説明したか
これらを事前に確認しておくことで、クライアント、代理店、媒体の間で認識を揃えやすくなります。
NEW'S VISIONで相談できること
NEW'S VISIONは、株式会社マッシュルームが運営するオピニオン言論メディアです。同社は、30年以上にわたり編集プロダクションとしてWebメディア・雑誌・書籍・制作に携わってきました。
NEW'S VISIONは、2018年4月の創刊以来、社会、経済、国際、文化、エンタメ、スポーツ、グルメなど幅広いテーマを扱っています。
NEW'S VISIONでは、PR会社、広告代理店、制作会社、企業広報担当者向けに、プレスリリースや企業告知記事の掲載相談を受け付けています。
広告・PR掲載の透明性を確認しながら、クライアント報告に使いやすい掲載URLを整理したい場合に、掲載先の選択肢としてご検討いただけます。
主な掲載プランは以下の通りです。
- ✓ 完全原稿お渡しプラン:33,000円(税込)〜
- ✓ 編集部サポートプラン:55,000円(税込)〜
- ✓ まるごと記事制作プラン:110,000円(税込)〜
- ✓ まるごと記事・画像制作プラン:220,000円(税込)〜
- ✓ 月額サブクス・複数本・継続掲載:個別相談
- ✓ 即日対応(特急対応費):33,000円(税込)〜
通常掲載は、ご入金確認および掲載素材の確認完了後、1週間後以降の希望日の掲載を目安に対応します。
お急ぎの案件については、別途特急対応費33,000円(税込)〜で、短納期対応の相談を受け付けています。必要素材、掲載可否確認、料金確定、請求書発行、ご入金確認が完了した場合に、確認完了後24時間以内を目安に対応します。
ただし、受付時間、掲載内容、編集部の稼働状況によっては対応できない場合があります。
掲載条件、料金、入稿規定、掲載までの流れは、以下の案内ページをご確認ください。