PR会社や広告代理店、制作会社の実務担当者がクライアント案件を進行する際、「PR TIMES以外にも掲載先の選択肢を持っておきたい」「配信するだけでなく、報告資料に使いやすい掲載URLを用意したい」と考える場面は少なくありません。

プレスリリース配信において、PR TIMESは非常に便利なプラットフォームです。多くのメディアや読者に情報を届ける手段として、広報活動の初動に活用しやすいサービスといえます。

ただし、情報を広く届ける「配信サービス」と、特定のニュースサイトに記事として掲載する「ニュースサイト掲載枠」は、役割が異なります。

この記事では、PR TIMESなどの配信サービスを否定するのではなく、その役割を整理したうえで、PR TIMES以外の掲載先を探す際の考え方と、ニュースサイト掲載枠を実務でどのように活用できるかを解説します。

プレスリリース掲載先の全体的な選び方については、親ハブ記事のクライアント報告に使えるプレスリリース掲載先の選び方|PR会社・広告代理店向けでも整理しています。

PR TIMES以外の掲載先を探す場面とは

現代の広報活動において、PR TIMESはプレスリリース配信サービスとして広く利用されています。一度の配信で多くのメディアや読者に情報を届けられる点は、大きなメリットです。

一方で、実務担当者が注意したいのは、配信サービスを利用したからといって、外部メディアでの記事化や転載が必ず行われるわけではないという点です。配信サービスは、情報を届けるための仕組みであり、個別のニュースサイトへの掲載を約束するものではありません。

クライアントワークでは、配信とは別に「今回の施策で、どのニュースサイトに掲載されたのか」「報告資料に記載できる掲載URLはあるか」と確認されることがあります。

そのような場合、PR TIMESなどの配信サービスとあわせて、ニュースサイト掲載枠を検討する選択肢があります。配信サービスで情報を広く届けつつ、掲載条件が明確なニュースサイト掲載枠を使って、クライアント報告に使いやすいURLを整理する考え方です。

代理店やPR会社の担当者としては、メインの配信サービスに加えて、用途に応じた複数の掲載先候補を持っておくことで、クライアントの要望に合わせた提案をしやすくなります。

配信サービスとニュースサイト掲載枠の違い

PR TIMES以外の掲載先を検討する際は、まず「配信サービス」と「ニュースサイト掲載枠」の違いを整理しておくことが重要です。

配信サービスは、プレスリリースという情報を多くのメディア、記者、読者、関係者に届けるための仕組みです。認知拡大や情報発信の起点として活用しやすく、広報活動の基本的な手段のひとつといえます。

一方、ニュースサイト掲載枠は、媒体の掲載基準や進行条件に基づき、プレスリリースや企業告知を記事として公開するための掲載メニューです。掲載可否の確認、原稿や画像の確認、PR表記の方針、料金、公開日などを事前に整理したうえで進行します。

これは、どちらが上という話ではありません。目的が異なるため、案件の性質によって使い分けることが重要です。

たとえば、新商品やキャンペーンの情報を広く届けたい場合は配信サービスを活用し、クライアント報告に使いやすい掲載URLを整理したい場合はニュースサイト掲載枠を検討する、という考え方ができます。

PR会社や広告代理店の実務では、配信と掲載枠を対立させるのではなく、案件の目的、予算、納期、報告要件に応じて組み合わせることが大切です。

PR TIMES以外の掲載先を選ぶときの確認ポイント

クライアント案件としてニュースサイトへの掲載先を選ぶ際、単に「知名度があるから」という理由だけで選ぶと、後々の報告や進行でつまずくことがあります。

実務担当者は、以下の項目を事前に確認できる媒体を選ぶと安心です。

  • ✓ 掲載URLが発行されるか
  • ✓ 媒体名、掲載日、記事タイトルが明確か
  • ✓ 原稿支給に対応しているか
  • ✓ 料金体系が分かりやすいか
  • ✓ 掲載までの目安期間が明確か
  • ✓ PR表記の方針が明確か
  • ✓ nofollow / sponsored の扱いを説明できるか
  • ✓ 公開後の修正対応があるか

これらの項目は、クライアントへの見積もり提示、スケジュール管理、公開後の報告業務に直結します。

たとえば、料金体系が分かりにくい媒体では、クライアントの稟議や社内承認を進めづらくなります。また、公開後の修正対応ルールが曖昧な媒体では、万が一のテキスト修正時にトラブルになる可能性があります。

掲載先を選ぶ際は、媒体名や価格だけでなく、進行条件、報告のしやすさ、クライアント説明のしやすさまで含めて判断することが重要です。

クライアント報告に使いやすい掲載先とは

PR会社や広告代理店にとっての「使いやすさ」は、最終的にクライアントへの報告のしやすさにつながります。

掲載URLを報告資料に記載しやすいことはもちろん、スクリーンショットを貼り付けた際に、媒体名、掲載日、記事タイトルが分かりやすいことも大切です。

クライアントの担当者が社内会議や上長報告で「このようにニュースサイト上に掲載されました」と説明する際、掲載情報が整理されているURLは扱いやすい材料になります。

また、掲載URLが独立して発行されるニュースサイトであれば、クライアント自身が公式SNSや自社サイトのお知らせ欄などで紹介しやすくなります。

ただし、ニュースサイトへの掲載は、検索エンジンの表示や順位を保証するものではありません。掲載URLは、あくまでクライアントへの報告や社内共有、掲載実績の整理に使うための材料として扱うのが安全です。

掲載URLの考え方については、PR会社がクライアント報告に使いやすい掲載URLとはでも詳しく解説しています。

原稿支給や短納期案件では進行条件を確認する

クライアント側で確認済みの完成原稿がある場合、その原稿を活用して掲載できる媒体を選ぶと、進行はスムーズになります。

原稿支給で依頼する際は、Wordファイルでの入稿が可能か、使用できる画像点数やサイズ、本文内に設置できるリンク先URLの数、掲載前校正の有無を事前に確認しておきましょう。

これらが明確でないと、入稿後に想定外の修正作業が発生したり、クライアント確認が必要になったりする可能性があります。

原稿支給での進行については、原稿支給でプレスリリースを掲載する流れ|Word入稿・画像・リンクの注意点で詳しく整理しています。

また、キャンペーン開始日や商品発表日に合わせて、短納期で掲載したいという相談も実務では発生します。

短納期対応を相談する場合、原稿、画像、リンク先URL、掲載希望日などの素材が揃っていることが前提になります。そのうえで、媒体側での掲載可否確認、請求書の発行、入金確認といった実務フローを進める必要があります。

媒体側も、どのような内容でも即日で掲載できるわけではありません。掲載可否は媒体の基準に基づいて判断され、素材や確認事項が揃った場合に短納期対応できるケースがある、という前提で相談することが大切です。

掲載料金や作業範囲の考え方については、プレスリリース掲載料金の考え方|安価な掲載先を選ぶ前に確認すべきことも参考になります。

PR表記・nofollow/sponsoredをクライアントに説明できるか

ニュースサイトなどの外部媒体に広告やPR目的で記事を掲載する場合、PR表記とリンク属性に対する理解が欠かせません。

広告・PR掲載では、読者に誤解を与えないよう、記事内や記事周辺に「広告」「PR」「Sponsored」など、PR掲載であることが分かる表記が入る場合があります。

また、本文内からクライアントのサイトへリンクを設置する場合、広告・PR掲載の性質に応じて、nofollow / sponsored などの属性が付与されることがあります。

これは、媒体としての透明性を保つためだけでなく、広告主であるクライアントのブランドや信頼性を守るためにも重要な対応です。

PR会社や広告代理店の担当者は、これらの対応を「SEOの順位上昇や被リンク効果を目的としたものではない」と事前にクライアントへ説明しておく必要があります。

PR表記やリンク属性の扱いを事前に確認できる媒体を選ぶことは、トラブルのない進行管理につながります。

NEW'S VISIONで相談できること

NEW'S VISIONは、2018年4月に創刊したオピニオン言論メディアです。運営会社は、湘南エリアを拠点に、編集プロダクションとして30年以上の制作実績を持つ株式会社マッシュルームです。運営会社の詳細は、株式会社マッシュルーム公式サイトをご確認ください。

NEW'S VISIONでは、PR会社、広告代理店、制作会社、企業広報担当者向けに、プレスリリースや企業告知記事の掲載相談を受け付けています。

PR TIMESなどの配信サービスと併用し、クライアントへの報告に使いやすいニュースサイト上の掲載URLが必要な場面で、掲載先の選択肢としてご検討いただけます。

掲載可否は編集部の基準に基づいて判断されますが、原稿支給による進行や、案件内容に応じた複数の掲載プランを用意しています。

主な掲載プランは以下の通りです。

  • ✓ 完全原稿お渡しプラン:33,000円(税込)〜
  • ✓ 編集部サポートプラン:55,000円(税込)〜
  • ✓ まるごと記事制作プラン:110,000円(税込)〜
  • ✓ まるごと記事・画像制作プラン:220,000円(税込)〜
  • ✓ 月額サブクス・複数本・継続掲載:個別相談
  • ✓ 即日対応(特急対応費):33,000円(税込)〜

通常掲載は、ご入金確認および掲載素材の確認完了後、1週間後以降の希望日の掲載を目安に対応します。

即日対応は、必要素材、掲載可否確認、料金確定、請求書発行、ご入金確認が完了した場合に、別途特急対応費33,000円(税込)〜で、確認完了後24時間以内を目安に対応します。受付時間、掲載内容、編集部の稼働状況によっては対応できない場合があります。

掲載条件、料金、入稿規定、掲載までの流れは、以下の案内ページをご確認ください。

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