プレスリリースをニュースサイトに掲載する際、本文だけでなく画像素材の確認も重要です。商品画像、人物写真、イベント写真、ロゴ、店舗外観、資料画像などを掲載する場合、使用許諾や権利関係が整理されていないと、掲載前に追加確認が必要になることがあります。

PR会社・広告代理店がクライアントから原稿と画像を受け取っている場合でも、その画像をニュースサイト掲載に使用できるとは限りません。この記事では、原稿支給案件で確認しておきたい画像素材・権利確認の注意点を、実務担当者向けに整理します。

この記事の結論

  • ✓ 画像素材は「持っている」だけでなく「掲載に使えるか」を確認する
  • ✓ 人物写真、ロゴ、商品画像、引用画像は権利確認が必要になりやすい
  • ✓ フリー素材でも商用利用・クレジット表記・改変可否を確認する
  • ✓ SNSや他媒体からの流用画像は、無断転載にならないか確認する
  • ✓ 画像確認に時間がかかると、公開希望日に影響する場合がある

ニュースサイト掲載で画像確認が重要な理由

ニュースサイト掲載では、本文と同じくらい画像素材の確認が重要です。画像は記事の見た目や信頼感に関わる一方で、権利関係が不明確なまま掲載すると、後からトラブルになる可能性があります。

特に、PR会社・広告代理店がクライアント案件を進行する場合、画像の出どころや使用許諾が十分に確認されていないまま入稿されることがあります。クライアント側では普段から使っている素材でも、ニュースサイト掲載に使えるかどうかは別途確認が必要です。

掲載前に確認したい主な画像素材は以下です。

  • ✓ 商品画像
  • ✓ サービス画面のスクリーンショット
  • ✓ 人物写真
  • ✓ イベント写真
  • ✓ 店舗外観・内観写真
  • ✓ ロゴ画像
  • ✓ 図表・グラフ・調査データ画像
  • ✓ フリー素材・ストックフォト
  • ✓ SNSやWebサイトから取得した画像

「クライアント支給画像」でも確認は必要

クライアントから「この画像を使ってください」と支給された場合でも、媒体掲載前には確認が必要です。支給画像であっても、撮影者、被写体、権利者、利用範囲が明確でない場合があるためです。

PR会社・広告代理店側では、少なくとも以下を確認しておくと安全です。

  • ✓ クライアントが使用権を持っている画像か
  • ✓ ニュースサイト掲載に使用してよい画像か
  • ✓ 撮影者や制作会社との契約上、外部媒体掲載が可能か
  • ✓ 掲載期間や使用媒体の制限がないか
  • ✓ 画像の改変、トリミング、リサイズが可能か
  • ✓ クレジット表記が必要か

「自社サイトでは使っている」「SNSでは投稿している」というだけでは、ニュースサイト掲載に使える根拠として不十分な場合があります。使用範囲を確認してから入稿することが重要です。

人物写真で注意したいポイント

人物が写っている写真は、特に慎重な確認が必要です。経営者、社員、利用者、イベント参加者、インフルエンサー、モデル、タレントなどが写っている場合、肖像権や契約条件の確認が必要になることがあります。

人物写真を使う場合は、以下を確認します。

  • ✓ 本人または関係者から掲載許可を得ているか
  • ✓ イベント参加者が写り込んでいる場合、掲載許諾が取れているか
  • ✓ モデル・タレント写真の場合、契約範囲にニュースサイト掲載が含まれているか
  • ✓ 写真の使用期限が切れていないか
  • ✓ トリミングや加工が許可されているか
  • ✓ 未成年が写っている場合、保護者確認が必要ではないか

特にイベント写真では、会場全体の雰囲気写真として使う場合でも、個人がはっきり識別できる場合があります。掲載後のトラブルを避けるため、使用許諾を確認しておくことが大切です。

ロゴ・ブランド素材の使用条件

企業ロゴ、サービスロゴ、ブランドロゴ、キャンペーンロゴなども、掲載前に確認したい素材です。ロゴ画像は公式素材であっても、使用ルールやガイドラインが定められている場合があります。

確認したい項目は以下です。

  • ✓ 正式なロゴデータか
  • ✓ 古いロゴや非公式データではないか
  • ✓ 背景色、余白、サイズなどの使用ルールがあるか
  • ✓ 改変やトリミングが禁止されていないか
  • ✓ 他社ロゴが含まれる場合、掲載許可があるか
  • ✓ 協賛・提携・受賞などの文脈で誤認を招かないか

複数企業が関係する案件では、ロゴ掲載に関する確認が増えます。提携先、協賛企業、自治体、団体、店舗などのロゴを使う場合は、事前に使用許可の有無を整理しておくと進行がスムーズです。

フリー素材・ストックフォトの注意点

画像素材がない場合、フリー素材やストックフォトを使いたいという相談もあります。ただし、フリー素材であっても、すべて自由に使えるわけではありません。

確認したいポイントは以下です。

  • ✓ 商用利用が可能か
  • ✓ ニュースサイト掲載に使えるライセンスか
  • ✓ クレジット表記が必要か
  • ✓ 改変やトリミングが可能か
  • ✓ 人物写真の場合、モデルリリースがあるか
  • ✓ 特定の商品・サービスの広告的利用に制限がないか
  • ✓ 利用規約が変更されていないか

「無料素材」と書かれていても、利用条件は素材サイトごとに異なります。PR会社・広告代理店側で画像を選定する場合は、利用条件を確認したうえで、クライアントにも確認を取ることが安全です。

SNS・他媒体・Webサイト画像の流用に注意

掲載前に特に注意したいのが、SNS、他媒体、Webサイト、ECサイト、ブログなどから取得した画像の流用です。

以下のような画像は、そのまま使えない可能性があります。

  • ✓ SNS投稿から保存した画像
  • ✓ 他社サイトに掲載されている画像
  • ✓ ニュース記事やブログから取得した画像
  • ✓ ECサイトの商品画像
  • ✓ 検索結果から保存した画像
  • ✓ 過去の掲載記事から流用した画像

画像の出どころが不明確な場合は、使用を避けるか、権利者に確認する必要があります。クライアントが「以前から使っている画像」と説明していても、外部媒体への掲載許諾があるとは限りません。

画像確認で進行が遅れるケース

画像素材の確認が不足していると、掲載直前に確認が発生し、公開希望日に影響することがあります。特に短納期案件では、画像確認の遅れがそのまま進行遅延につながることがあります。

たとえば、以下のようなケースです。

  • ✓ 入稿後に人物写真の許諾確認が必要になる
  • ✓ ロゴ画像の使用ルール確認が必要になる
  • ✓ フリー素材の商用利用条件が不明
  • ✓ 画像の画質が低く、差し替えが必要になる
  • ✓ 画像の権利者がクライアントではない
  • ✓ 他媒体からの転載画像であることが判明する

PR会社・広告代理店側では、原稿だけでなく画像素材も「掲載に使える状態」かどうかを確認してから入稿することが重要です。

入稿前に確認したい画像チェックリスト

画像素材を入稿する前には、以下の項目を確認しておくと、媒体側とのやり取りを減らしやすくなります。

  • ✓ 画像の提供元が明確か
  • ✓ クライアントが掲載使用権を持っているか
  • ✓ ニュースサイト掲載に使ってよい画像か
  • ✓ 人物写真の掲載許諾が取れているか
  • ✓ ロゴ・ブランド素材の使用ルールを確認しているか
  • ✓ フリー素材の場合、商用利用条件を確認しているか
  • ✓ クレジット表記が必要か
  • ✓ 画像の画質・サイズに問題がないか
  • ✓ 画像内容と本文内容に矛盾がないか
  • ✓ 掲載後に差し替えが必要になる可能性がないか

画像確認は地味な作業ですが、掲載可否や公開スケジュールに影響する重要な工程です。特に複数クライアント案件を扱う代理店では、画像確認項目を社内で標準化しておくと進行が安定します。

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掲載可否チェックリスト

クライアントへの説明文例

画像素材の確認について、クライアントに事前説明する場合は、以下のような文面が使えます。

クライアント向け説明文例

ニュースサイト掲載に使用する画像素材については、使用許諾、人物写真の掲載許可、ロゴ・ブランド素材の使用条件、フリー素材の利用規約などを確認する必要があります。クライアント様からご支給いただく画像であっても、外部媒体への掲載可否や権利関係について追加確認が発生する場合があります。公開希望日がある場合は、原稿とあわせて画像素材の確認も早めに進めることをおすすめします。

NEW'S VISIONでの掲載相談について

NEW'S VISIONでは、企業・団体のプレスリリースや告知情報を、ニュース記事形式で掲載する相談を受け付けています。PR会社・広告代理店経由の原稿支給案件、クライアント報告に使う掲載URLの相談、複数本・継続掲載の相談にも対応しています。

画像素材を使用する場合は、本文原稿とあわせて、画像の使用可否や権利関係を確認する場合があります。画像の状態、点数、内容、使用条件によっては、差し替えや追加確認が必要になることがあります。

掲載条件・料金・入稿方法を確認する

プレスリリース掲載の料金、進行条件、原稿支給時の確認事項については、以下の案内ページをご確認ください。

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