美容・コスメ系のプレスリリースをニュースサイトに掲載する場合、商品やサービスの魅力を伝える一方で、効果効能表現、成分説明、ビフォーアフター、モデル写真、ユーザー体験談などに注意が必要です。

PR会社・広告代理店がクライアントから原稿を受け取っている場合でも、美容・コスメ領域では、媒体掲載前に表現や画像素材の確認が必要になることがあります。特に、薬機法や景品表示法に関わる可能性がある表現は、修正や追加確認の対象になりやすい領域です。

この記事では、美容・コスメ系プレスリリースをニュースサイト掲載するときに、PR会社・広告代理店の実務担当者が確認しておきたいポイントを整理します。

この記事の結論

  • ✓ 美容・コスメ系では、効果効能を断定する表現に注意する
  • ✓ 成分説明や使用感は、医薬品的な効能に見えないか確認する
  • ✓ ビフォーアフターや体験談は、一般的効果に見えないよう注意する
  • ✓ モデル写真、商品画像、使用シーン画像は権利確認を済ませる
  • ✓ 掲載可否は媒体側の確認後に判断されるため、余裕を持って相談する

美容・コスメ系プレスリリースで確認が必要な理由

美容・コスメ系のプレスリリースでは、新商品発売、ブランドリニューアル、キャンペーン、店舗オープン、サロン施術、スキンケア、ヘアケア、美容機器、メイクアップ商品などを扱うことがあります。

これらの案件では、読者の関心を引くために、効果、使用感、成分、満足度、口コミ、ビフォーアフターなどを訴求したくなる場面が多くあります。しかし、表現の仕方によっては、効果効能を保証しているように見えたり、医薬品的な効能をうたっているように読まれたりする可能性があります。

ニュースサイト掲載では、クライアント支給原稿であっても、媒体側で表現や掲載可否を確認します。PR会社・広告代理店側では、入稿前に表現リスクを整理しておくことが重要です。

効果効能を断定する表現に注意する

美容・コスメ領域で特に注意したいのが、効果効能を強く断定する表現です。たとえば、以下のような表現は掲載前に慎重な確認が必要です。

  • ✓ 「シミが消える」
  • ✓ 「毛穴がなくなる」
  • ✓ 「必ず若返る」
  • ✓ 「肌質が改善する」
  • ✓ 「誰でも効果を実感できる」
  • ✓ 「短期間で確実に変化する」
  • ✓ 「医療レベルの効果」

商品やサービスの魅力を伝える場合でも、読者に効果を保証しているように受け取られる表現は避ける必要があります。必要に応じて、「うるおいを与える」「肌を整える」「使用感に配慮した設計」など、表現を調整することが考えられます。

薬機法や景品表示法に関わる可能性がある案件では、クライアント側の法務確認や専門家確認を経たうえで媒体へ相談する方が安全です。

成分説明・機能説明は根拠と表現範囲を確認する

美容・コスメ系のプレスリリースでは、配合成分や独自技術を説明することがあります。成分名や技術名を記載すること自体は一般的ですが、その成分が特定の効果を保証するように見える表現には注意が必要です。

たとえば、以下のような点を確認しておくと安全です。

  • ✓ 成分名の記載に誤りがないか
  • ✓ 成分の働きを断定しすぎていないか
  • ✓ 医薬品的な効能に見える表現になっていないか
  • ✓ 独自技術や特許表現に根拠があるか
  • ✓ 「世界初」「業界初」などの表現に根拠があるか
  • ✓ 研究データや調査結果の出典を確認できるか

特に「独自成分」「新技術」「臨床試験済み」「専門家監修」などの表現を使う場合は、根拠資料や確認済み情報を整理しておくと、媒体側とのやり取りがスムーズになります。

ビフォーアフター・体験談・口コミの扱い

美容・コスメ系では、使用前後の写真や利用者の声を入れたいという相談もあります。ただし、ビフォーアフターや体験談は、読者に「同じ効果が得られる」と受け取られる可能性があるため、慎重な確認が必要です。

確認したい項目は以下です。

  • ✓ ビフォーアフター画像の使用許諾があるか
  • ✓ 加工や演出が誤認を招かないか
  • ✓ 個人の感想を一般的な効果のように見せていないか
  • ✓ 口コミやレビューの出典を確認できるか
  • ✓ モニター投稿やPR投稿である場合、表記上の問題がないか
  • ✓ 「効果には個人差があります」だけで十分と考えていないか

体験談を使う場合は、内容が事実に基づいているか、本人の許諾があるか、過度な効果訴求になっていないかを確認することが重要です。

No.1・満足度・ランキング表現の注意点

美容・コスメ系では、「満足度No.1」「口コミランキング1位」「人気No.1」「美容家が選ぶ」などの表現が使われることがあります。これらは訴求力がある一方で、根拠が不明確だと誤認につながります。

掲載相談前には、以下を確認しておきましょう。

  • ✓ 調査主体は誰か
  • ✓ 調査期間はいつか
  • ✓ 調査対象者は誰か
  • ✓ 比較対象の商品・サービスは何か
  • ✓ ランキングの対象範囲が明確か
  • ✓ 注記を入れられるか
  • ✓ 「自社調べ」の場合、調査条件を説明できるか

根拠が不十分な場合は、「No.1」や「最高」といった表現を避け、「利用者から支持を集めている」「注目されている」など、断定を弱めた表現に調整することも選択肢です。

画像素材・モデル写真の権利確認

美容・コスメ系のプレスリリースでは、商品画像、モデル写真、使用シーン画像、店舗写真、施術写真など、画像素材を多く使う傾向があります。画像は訴求力を高める一方で、権利確認が不足していると掲載前に追加確認が必要になります。

特に確認したいのは以下です。

  • ✓ 商品画像の使用許諾があるか
  • ✓ モデル写真の契約範囲にニュースサイト掲載が含まれるか
  • ✓ 使用期限が切れていないか
  • ✓ ビフォーアフター画像の許諾が取れているか
  • ✓ 店舗写真や施術写真に人物が写り込んでいないか
  • ✓ SNS投稿画像を無断流用していないか
  • ✓ フリー素材の商用利用条件を確認しているか

クライアント支給画像であっても、外部媒体への掲載に使えるかは別途確認が必要です。特にモデル・インフルエンサー・タレント写真を使う場合は、契約範囲を確認しておくことが重要です。

リンク先ページも確認対象になる

ニュースサイト掲載では、本文だけでなくリンク先ページの内容も確認が必要になる場合があります。原稿側の表現を調整していても、リンク先のLPやECページに強い効果効能表現が残っていると、追加確認が必要になることがあります。

掲載前には、以下を確認しておくと安全です。

  • ✓ 商品ページの表現が原稿内容と矛盾していないか
  • ✓ 効果効能を断定する表現が過度に含まれていないか
  • ✓ キャンペーン条件や価格条件が明確か
  • ✓ 購入ページや申込ページが正常に表示されるか
  • ✓ 使用上の注意や対象者が分かりやすいか
  • ✓ PR表記や広告表記についてクライアントに説明できているか

美容・コスメ系の案件では、LPやECページ側の表現が強くなりやすいため、原稿だけでなくリンク先も確認しておくことが大切です。

PR会社・広告代理店が入稿前に確認したい項目

美容・コスメ系プレスリリースを掲載相談する前には、以下を整理しておくと進行しやすくなります。

  • ✓ 商品・サービスのカテゴリを明確にしているか
  • ✓ 効果効能を断定する表現がないか
  • ✓ 成分説明や機能説明に根拠があるか
  • ✓ ビフォーアフターや体験談の使用可否を確認しているか
  • ✓ No.1、満足度、ランキング表現に根拠があるか
  • ✓ 画像素材、モデル写真、商品写真の権利確認が済んでいるか
  • ✓ リンク先ページの表現も確認しているか
  • ✓ クライアント側で法務確認が必要か
  • ✓ 掲載可否が媒体判断になることをクライアントに説明しているか

掲載可否や表現リスクをまとめて確認したい場合は、以下の記事も参考になります。

クライアントへの説明文例

美容・コスメ系案件では、掲載前の表現確認について、クライアントにあらかじめ説明しておくと進行がスムーズです。

クライアント向け説明文例

美容・コスメ系のプレスリリース掲載では、効果効能表現、成分説明、ビフォーアフター、体験談、No.1表現、画像素材の権利確認などについて、媒体側で追加確認が発生する場合があります。クライアント様からご支給いただく原稿であっても、ニュースサイト掲載にあたっては表現調整や根拠確認が必要になる可能性があります。希望公開日がある場合は、確認期間を含めて進行することをおすすめします。

NEW'S VISIONでの掲載相談について

NEW'S VISIONでは、企業・団体のプレスリリースや告知情報を、ニュース記事形式で掲載する相談を受け付けています。美容・コスメ系の新商品発表、ブランド発表、キャンペーン告知、店舗・サロン関連の告知などについても、原稿内容や画像素材を確認したうえで掲載可否をご案内します。

掲載可否は編集部確認後の判断となります。効果効能表現、画像素材、リンク先、希望公開日などにより、修正や追加確認が必要になる場合があります。

掲載条件・料金・入稿方法を確認する

プレスリリース掲載の料金、進行条件、原稿支給時の確認事項については、以下の案内ページをご確認ください。

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