ロープウェイを降りて右手に進むと、ジョージアのシンボルともいえる「ジョージア母の像」がそびえ立っています。右手には剣を、左手にはワインの杯をもつこの像は、敵に対しては剣をもって戦い、友はワインの杯で迎えるという精神を表しているのだといいます。
ナリカラ要塞内やその周辺からは、トビリシ市街を一望。
ムトゥクヴァリ川の対岸にあるメテヒ教会や、ジョージア正教の総本山ツミンダ・サメバ大聖堂、オレンジ屋根の家々、ハマム街などが織り成す、昔なつかしいトビリシの風景が目に飛び込んできます。
別世界のようでありながら、どこかほっとさせられる、情緒あふれるトビリシの町並みに胸を打たれるはず。
19世紀の町並みが保存された旧市街がある一方、平和橋をはじめとする近代的な建造物も加わっていて、トビリシが新旧入り混じる町であることにも気づくでしょう。
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