金融庁や金融業界の支配エリート層に対しては、マネーロンダリングを防止できるデータ分析についてアピールしていきます。一方で、現在の法規制に関わらないブロックチェーン分野、たとえば弊社で提供するウォレットなどの事業を、まずは本格的に広めていきたいと考えています。
日本政府は現在、ICOに対して厳しい態度で臨んでいます。
とはいえ、中国などの先進諸国はブロックチェーン事業全般に対し、さらに厳しい規制を敷いているのも確かですから、これからの国際社会において、日本が分散型システムのホットスポットになれるチャンスは依然としてあります。
そのチャンスを掴みに行けるかどうかは、政府の規制次第ですが、政府も本音ではサポートしたい気持ちがあるように感じています。
【クリス・ダイProfile】
中国上海出身。LONGHASH Japan代表取締役社長。中国と日本のクロスボーダー投資ファンドLeland Capitalの共同創設者兼CEO。中国と日本での活動を中心に、幅広いビジネスマネジメントと投資を行い、COO/CIO Yixing SCM(ロジスティクス・プロバイダー)、Accentureのコンサルタント、複数のベンチャー企業の共同設立者。中国のビットコインとイーサリアムの早期の投資家の一人で、2013年から仮想通貨投資に携わる。経済産業研究所ブロックチェーン研究会委員。2004年にスタンフォード大学でマネジメントと科学と工業工学卒業。
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