1973年の発売から長きにわたって愛され続けている日産キャラバンが、2017年以来となるマイナーチェンジを行なった。
そのマイナーチェンジの発表に合わせて、キャラバンの魅力を現役の職人らが語るオリジナルWEBムービー/コンテンツ「プロフェッショナルの掟」が10月20日に公開された(http://www.nissan.co.jp/SP/CARAVAN/CARAVANISTBASE/RULE/)。
キャラバンは日産を代表する商用バンであり、現場で活躍する職人たちから高い支持を集めている自動車だ。「プロフェッショナルの掟」のコンセプトムービーには大工棟梁の宮内寿和さん(写真の左から1人目)、左官職人の福吉奈津子さん(写真の左から2人目)、鉄骨鳶職人の多湖弘明さん(写真の左から3人目)が登場し、それぞれの仕事でのこだわりを語り、仕事で使う上でのキャラバンの強みが描かれる。
インタビュームービー「プロフェッショナルは語る」では、「現場で最も大切なコトとは?」「自身にとって職業とは?」といったテーマの他、職人ならではの目線でキャラバンの魅力について3人が語っている。
職人のこだわりに共鳴して進化した
日産の日本マーケティング本部のチーフマーケティングマネージャー山本聡さんによると、ムービーは「実際にお仕事でキャラバンをご使用いただいているプロフェッショナルなお客さまに、よりリアリティを追求したテーマでキャラバンの魅力をお伝えしたい」「職人のこだわりに共鳴して進化したキャラバンを強く印象付けたい」という思いから作られたという。
ムービー内でも語られるとおり、キャラバンはマイナーチェンジ前からプロフェッショナルたちに愛され続けていて、「特に長いものを多く積み込む職種の方々からは荷室の広さに対して評価をいただいておりました」(山本さん)とのことだ。
具体的には、以下のようなポイントで支持されていたという。「後席の5:5分割は、片側だけ倒して長尺モノを積載するなど、自在なアレンジが可能です。荷物満載時でも上から俯瞰した映像をナビ画面に投影することで駐車がしやすくなる「インテリジェントアラウンドビューモニター」などの先進安全装備にもご評価をいただいておりました」(山本さん)
そういった職人たちの声はマイナーチェンジには活かされているのだろうか? 「ご好評いただいていた「インテリジェントアラウンドビューモニター」の機能を強化した上でEXグレード以上に標準化、更に荷物をたくさん詰め込んだ場合でもカメラによって後方の視界を確保する「インテリジェントルームミラー」をEXグレード以上に標準装備にしました。また、長距離を運転されるお客さまが多いことから、ATを7速化することで高速時の静粛性を向上し、「スパイナルサポート機能付きシート」を全車標準装備とすることでドライバーの疲労軽減を図っております。これらにより従来以上に、安全に快適に運転いただけます」(山本さん)
「デザインの刷新」「安全性能の大幅強化」「仕様向上」と、主に3つの点に大きくこだわったという今回のマイナーチェンジ。「人の自然な姿勢である中立姿勢を維持する構造となっており、ドライバーの疲労を軽減し長時間の運転を快適にします」(山本さん)とのことで、現場で使用する職人たちのための改良が行なわれたことが分かる。まさにプロフェッショナルのための車として、新しく生まれ変わったのだ。