『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)が27日、旧統一教会の被害を訴えている元祝福2世の小川さゆりさん(仮名)と、元妻が現役信者で、高額献金により家庭が崩壊した橋田達夫さん(64)の独占インタビューVTRを放送。2人の壮絶な証言に波紋が広がっている。
橋田さんは、元妻による土地の売却も含めて約1億円の献金被害を受けており、婚姻中は夫婦でたびたび言い争いに。約9年前に離婚したものの、元妻とともに家に残った息子のうちひとりは庭で自殺。橋田さんは息子への申し訳なさからインタビュー中に涙を流していた。
また、小川さんも父親が教会長という立場ながら生活が困窮。祝福2世という立場から、教団を否定することは自身のアイデンティティを否定することに繋がるという葛藤もあり、精神疾患を抱えて一時は自殺も考えていたそう。それが家庭崩壊に繋がったといい、「まともな家庭に生まれたかっただけなんですよね」と語っていた。
元2世信者と元妻が信者という立場の違う2人だったが、「献金による家庭崩壊」という点で同じ被害者の立場。このインタビューVTRに対し、スタジオに出演していたジャーナリストの鈴木エイト氏は「教団によってゆがめられた親子の関係」を指摘したうえで「通常の信仰を持っていても自分の子どもが一番大事だと思う」とし、「そこよりも活動が一番であることとか、教団が一番になってしまうことの弊害が出る」と話していた。
2人のインタビューVTRはネット上でも反響が大きく、「統一教会が無くなれば平和に過ごせる人たちが沢山増えるんだろうな」「小川さんの言うことに尽きる。反社的団体に 国が宗教法人格を与え認めて その団体と政治が絡んでしまっている」「この声を聞いても四の五の言って『解散請求』にまで繋げない様なら、岸田首相なんかもう誰も支持しない…」「まだ統一教会やってるのかって言ってる人がいるけど、外国に拠点のある団体が選挙を手伝うから自分達の望む政治を行ってくれって契約かわしてるんですよ?めちゃくちゃヤバい事だと私は思ってるんですけど」「親の愛情もゆがめるってエグすぎる」「普通の宗教だったら家庭崩壊しないもんね」など、さまざまな意見が寄せられていた。