エキゾチックなメディナ(旧市街)や雄大な砂漠など、多彩な風景で世界中の旅人を惹きつけるモロッコ。しかし、モロッコ国内を個人で移動するとなるとハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。
モロッコの国内移動は決して難しくはありませんが、日本とは勝手が違う部分や注意が必要な点がいくつかあります。モロッコを個人で旅するうえで役立つ交通手段のポイントをお伝えしましょう。
・モロッコで最も便利な交通手段はバス
モロッコ国内で最も便利な交通手段は、なんといってもバス。バスであれば鉄道が通っていないような地方都市や砂漠地方にもたいていアクセスできるので、モロッコで一番お世話になる公共交通機関はバスかもしれません。
モロッコのバスは大きく分けて3種類。国営のバス会社CTMと鉄道系列のスプラトゥール、そしてそれ以外の民営バスです。
小さな町を除いて、モロッコの都市には複数のバスターミナルがあることが多く、CTM、スプラトゥール、民営バスの乗り場がそれぞれ違うということもあるので、事前にしっかりと位置を確認しておきましょう。
また、モロッコのバスは遅れるだけでなく定刻より早めに出発することもあるので、バスターミナルへは時間に余裕をもって到着を。
・モロッコでバスに乗るならCTMかスプラトゥールがおすすめ
CTMとスプラトゥールのバスは比較的新しく、車体のメンテナンスもしっかりされている一方、その他の民営バスは会社や路線によってかなり差があります。CTMに引けを取らないきれいなバスから、今にもエンストしてしまうのではないかと思うような古くボロボロのバスまで千差万別。
しかも困ったことに、どんなバスに乗ることになるのか直前までわからないことがほとんど。チケット売場に新しくてきれいなバスの写真が掲載されていたとしても、実際には写真と似てもにつかないおんぼろバスがやってくることもあるのです。
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