桜の季節も過ぎ、京都はすっかり初夏。透き通るように青々としたもみじが美しい季節になりました。比叡山の麓、八瀬エリアでは、格調高い落ち着いた雰囲気で青もみじを楽しむことができます。
八瀬エリアの一角に佇む『瑠璃光院』。通常は非公開ですが、春と秋の年2回のみ特別公開しており、混雑時は4時間待ちとなる人気寺院です。
そんな『瑠璃光院』は、初めて青もみじの季節に5月12日〜6月10日(土曜・日曜計10日間)の期間限定で、「夜の特別拝観」を楽しむことができます。
「夜の特別拝観」は、京都洛北八瀬地区活性化に向けた取組の一環で、東海旅客鉄道株式会社と京阪ホールディングス株式会社とのコラボレーション企画。貸切プランとして特別公開されます。
最寄駅は、叡山電車「八瀬比叡山口」駅。高野川の清流に沿って歩き、吊り橋を渡ると、『瑠璃光院』の趣のある山門が目に入ります。
・瑠璃色に輝くライトアップが幻想的な「瑠璃の庭」
一階は、瑠璃色に輝く浄土の世界を表わした当寺の主庭。数十種の苔のじゅうたんで覆われた庭のライトアップは幻想的。
夜間拝観時には不定期ですが、楽器の演奏を楽しむことができます。
・2階の「書院」から望む、初の青もみじのライトアップ
2階は、典雅な中にも匠の技が光る名建築。一歩足を踏み入れると、青と紅のコントラストが美しい青もみじのライトアップが一面に広がっています。幻想的な情景は思わずため息がでるほど。
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