ドイツ西部を流れるライン川沿いの文化都市ボン。1949年から1990年にかけての東西ドイツ時代には西ドイツの首都として機能し、東西ドイツ統一後も国家中枢機能を一部引き継いできました。

ベートーヴェンが誕生し、シューマンが終焉を迎えたなど、音楽家とのゆかりも多いボン。今回はそんな文化薫る町で訪れるべきスポット5ヵ所を紹介します。

1. ベートーヴェン・ハウス

ボンで必ず訪れたいのが、2020年に生誕250年を迎えるベートーヴェンにまつわる博物館。ここには彼直筆の手紙や楽譜のほか愛用だったピアノや補聴器が展示され、偉大な音楽家の輝きと苦悩に満ちた一生を振り返ることができます。

また博物館の建物はベートーヴェンが誕生した家でもあります。彼の誕生から4年ほどで一家はこの家を去りますが、世界を代表する音楽家がかつて同じ場所にいたのかと想像するだけでも、クラシックファンにとってはたまらないひと時でしょう。

2. ハリボー・ストア

世界最大のグミ会社であるハリボー。定番ともいえる熊の形をしたグミから「世界一まずい」といわれるラクリッツ味のグミまで、数えきれないほどの種類のグミは老若男女問わず大きな人気を誇ります。

1922年にボンで誕生したハリボーですが、発明者の「ハンス・リーゲル」と「ボン」から頭文字を取って名付けられたという事実は知らない人も多いのではないでしょうか。

店内ではグミはもちろん、クッションやカップなどのハリボーグッズも充実。組みの量り売りコーナーもあり、色々な種類のグミを少しずつ買うことも可能です。

3. ボン大聖堂

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