カフェからは、金角湾の絶景はもちろん、新市街側の街並みやシンボルマークでもあるガラタ塔の方まで見渡すことができます。一方で旧市街側に目を向けると、そこには世界遺産に登録されているイスタンブール歴史地域が広がっています。トプカプ宮殿やアヤソフィア博物館、ブルーモスクといったイスタンブールを代表する歴史的スポットを眺めることができます。

そんな「ピエールロティのチャイハネ」は、19世紀後半まではラビア・カドゥン・カフヴェハネスィという名の喫茶店として地元の人に愛されていました。

現在「ピエールロティのチャイハネ」と呼ばれているのは、1850年生まれのフランスの海軍士官・作家のピエールロティが世界中を航海し、イスタンブールを訪れた際にこの喫茶店を発見して大変気に入った、ということに由来します。

ピエールロティは、日本を含む世界各地の土地を題材にした作品を残しましたが、とりわけイスタンブール、そしてイスタンブールの絶景を眺めることができるこの喫茶店で執筆活動をすることを好んだといいます。

街の喧騒から離れたこのカフェで絶景を眺めながら一息つけば、足繁くこの場所に通ったピエールロティの気持ちや、イスタンブールのより深い魅力をきっと感じることができることでしょう。

イスタンブールを訪れたら、フランスの作家や地元の人にも愛されてきた「ピエールロティのチャイハネ」にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。もちろん、聖地エユップへの巡礼もお忘れなく。

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名前 ピエールロティのチャイハネ(Pierre Loti Kahvehanesi)
所在地 Eyüp Merkez Mah, İdris Köşkü Cd., 34050 Eyüp/İstanbul

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