9月15日(木)、東京都内にて「メルカニShops」キックオフイベントが開催された。メルカニShopsは、鳥取県とメルカリShopsがコラボして同日にオープンさせたネットショップである。

鳥取県は9月1日(木)より「蟹取県(かにとりけん)ウェルカニキャンペーン」を実施している。カニの水揚げ量・消費量日本一など「5つのカニ日本一」を誇る県として、鳥取県のカニのPRと消費拡大を狙うキャンペーンで、メルカニShopsもその一環として立ち上げられた。

キックオフイベントには、鳥取県の会場から平井伸治鳥取県知事がオンラインで登壇。画面越しにあいさつを行なった。平井知事は、鳥取県のことを全国に知ってもらいたいと語り、今回のメルカニShopsのオープンに関しては「ホントに感謝カニ激です」「困ったときのカニ頼みです」と独自のダジャレセンスで表現した。

続いて、メルカリのグループ会社でメルカリShopsを手がける株式会社ソウゾウの石川佑樹CEOが、東京の会場に登壇した。石川CEOは、メルカリが培ってきたノウハウと売れる機会を提供できることが、メルカリShopsの強みだと強調。

メルカリShopsは、スマホひとつでメルカリにECショップを出店できるサービスであり、多くの事業者のEC化を後押ししてきた。複数の地方自治体と協定を結んできた実績もあるが、今回のメルカニShopsは「県公認のものであること」「24店舗も開設すること」「メル“カニ”というダジャレを活かしていること」と、メルカリShopsとしても初の試みの要素を有するものだという。

カニ以外にも様々な鳥取の名産品が

キックオフイベント中に、平井知事と石川CEOのカウントダウンでメルカニShopsがオープン。石川CEOは実際にスマホを使って、開いたばかりのメルカニShopsからベニズワイガニを購入した。

画面内の平井知事がベニズワイガニが入った箱を準備すると、次の瞬間には箱が東京の会場に突然出現するというサプライズ風の演出も行なわれた。

ベニズワイガニを実際に試食した石川CEOは「本当に美味しいです。平井知事、ありがとうございます」と、感激と感謝のコメントを口にした。

メルカニShopsという名前には「カニ」が含まれていて、石川CEOもベニズワイガニを購入したが、取り扱われるのはカニだけではない。鳥取和牛、地酒、地ビールなどなど、鳥取の美味しいものが多数用意されている。

蟹取県ウェルカニキャンペーンでは、SNS上で豪華賞品が当たるプレゼント企画なども実施。メルカニShopsのオープンを記念して、旅行ペア宿泊券や松葉ガニ、鳥取和牛などが当たるプレゼントキャンペーンも行なわれる。

平井知事は蟹取県ウェルカニキャンペーンに関して「旅で来られない方も、メルカニShopsで鳥取を味わいつくしていただきたいです。それで、また鳥取県に来ていただきたいなと、こんな気持ちでお贈りさせていただきます!」と、意気込みを述べた。

石川CEOによれば、今後もこうした取り組みを続けていきたいとのことなので、いずれまた別の自治体とのコラボによる公認メルカリShopsが開設されるのかもしれない。