NHK党所属の参院議員で「ガーシー」こと東谷義和氏(51)が18日、フロイド・メイウェザー選手への花束投げ捨て騒動で世間から猛批判を浴びた「ごぼうの党」奥野卓志代表(48)の公式YouTubeチャンネルで対談を行い、共闘宣言した。

ドバイで行われたメイウェザーの試合で、再び花束贈呈するために同地に渡っていた奥野氏は、和食レストランでガーシー議員と偶然居合わせ、お互いにかつて批判し合っていた関係だけに戸惑いながらも好奇心で挨拶を交わしたところ、「思った以上に共通の友人も多いし、考え方も似てるんですよ。やりたいことは多分似てるんですよ」とガーシー議員。

動画ではこの日初めて会ったにもかかわらず奥野氏を「奥ちゃん」と親しげに呼ぶなど息もぴったりで「これ出ることによって、経済界、政界、芸能界の人らがめっちゃビビってる。この2人のやることを」とガーシー議員が語ると奥野氏も「いやー、いきなり決まりすぎて。いろんなことが」と高揚した様子で応じていた。

まず両者を一気に雪解けしたのは共通の友人たちだったという。ガーシー議員は「山田孝之も(ワンオクの)Takaも、(山下)智久も(ロンドンブーツ1号2号の)淳もみんな繋がってるわけよ。だから会う前に全員にLINEして、どうしようと聞いたら、その時にみんなから返ってきたのは、似てる部分が絶対あるからと。直球やし、嫌だったら全然会わないでもいいけど、会ったら面白いと思うよ、と言われて。じゃあ俺、会ってみるわということでお会いして。まあ、長いこと、しょうもないこと話しましたよね。雑談を交えて」と語りかけると、「6時間おんなじ椅子に、ずっと2人で座り続けてたから、あれ、畑のあぜ道に置いたらお地蔵さんですよ」と奥野氏がジョーク交じりに答えていた。

さらにガーシー議員は、奥野氏と関係が深いとされるジャニーズ退所組の手越祐也(34)と滝沢秀明氏(40)に話題を変え、奥野氏が先日、手越に対しツイッターで「人を大切にしないから誰からも相手にされない。0から人としてやり直せ」と厳しく批判する投稿をしていたことの真意を聞いた。

奥野氏はこれについて「ごぼうの党を立ち上げた時に手伝ってくれと言ったら、『嫌だ』と言い合いになった。そしたら手越は『貴様~、誰に向かって言っているんだ』と電話の向こうでスタッフに怒鳴り散らしている。手越王国の王様なんだよね。そこはみんなかわいいといじっている。非常識なのはいいが、支えている人は大切にせえや」という親子げんかのような忠告だった説明した。

また、King & Princeの脱退騒動と重なったことで今後の行動に注目が集まる滝沢氏との関係性について奥野氏は「年齢的には8個下なんだけど、自分からしたら8個下のお兄ちゃんみたいな」と表現し、「自分がお店を作った時に、タッキーがすごい映像のPVをプレゼントしてくれたことがって、結婚式場を貸し切って撮ってくれてね。その時、朝の5時くらいに『みんなお疲れ様でした』と言って僕らを先に帰してくれるんだけど、自分はねじり鉢巻を頭に巻いて、脚立を抱えたまま、ニコニコと笑って、ボロボロのロケバスに乗り込んでいく…そういう人なんですよね。人望厚いし、礼儀正しいし、あの人のことを嫌いっていう人はいないんじゃないかな」とエピソードを披露。

ガーシー議員も「実際、俺の周りもタッキーと仲良くしてる奴は何人かいて。みんな言うのよ。ほんまに人として素晴らしいと。で、そんな人がなんで急に急にジャニーズ辞めんねんって。俺もめっちゃ思ったし。これでジャニーズに反撃の狼煙を上げるのかなと思った」と応じつつ、ガーシー議員自身も今後はジャニーズを暴露のメインターゲットにしていくことを明かした。

政治、経済、芸能などあらゆるジャンルに人脈を張り巡らせている2人。ガーシー議員は「日本の政界、経済界、芸能界は震え上がっているよ。お前らケンカしてたんちゃうのって。日本の世の中を含め、エンターテインメントを変えるから」と吠えていた。