日産自動車は、プレミアムコンパクトカー「ノート オーラ」の世界観を表現した短編WEBドラマ『NIGHT OF AURA』を2025年8月7日より公開した。主演に中谷美紀氏を迎えた本作は、全3話構成で展開され、車内空間を舞台とした上質な会話劇を通じて、プロダクトスペックでは語りきれない“感性価値”を表現する新たな試みとなっている。

○車内空間は「体験のプラットフォーム」へ

ノート オーラは、同車がもつ「静粛性」「上質な走行性能」「快適性」といった付加価値を武器に、プレミアムコンパクト市場において独自ポジションを築いてきた。2024年のマイナーチェンジでは内外装がより一層洗練され、都市型プレミアムの象徴的モデルとしての地位を明確にしている。

その中で今回公開されたWEBドラマ『NIGHT OF AURA』では、同車のプロダクトとしての特性を、“ユーザーの感情体験”と紐づけて描くことを試みている。

○第一夜では「静粛性」と「感情の揺らぎ」をリンク

第一夜「それは何色の嘘ですか?」(脚本:金沢知樹氏)では、長年連れ添ったパートナー同士の静かな対話が、日産オーラの車内で展開される。密室としての車内空間が、二人の関係性の機微を際立たせると同時に、日産独自の先進技術「e-POWER」による走行時の高い静粛性が、自然なかたちで会話の中に織り込まれている点が印象的だ。

本作では、単にクルマの快適性を「スペック」として訴求するのではなく、「感情の揺らぎを包み込む空間」としてプロダクトを再定義している点が注目に値する。全3話の構成となっており、各エピソードごとに“オーラの特性”を異なる視点で描き出す。

○ブランディングを超えた“体験設計”

近年、自動車ブランドがコンテンツクリエイティブへ注力する事例は増えているが、本作が他と一線を画すのは、「商品の優位性」を押し出すのではなく、「商品に紐づく体験」をユーザー視点で可視化している点にある。

商品スペックでの競争が拮抗する中、日産は“感性”という新たなフロンティアにおいて、オーラの価値を立体的に描き出すことで、消費者の記憶や感情に深く訴えかけるアプローチを展開している。それは単なるブランディングを超え、プロダクトとストーリーが融合した「体験設計」とも言える試みであろう。

特設サイトURL:https://www2.nissan.co.jp/SP/AURA/SPECIAL/#nightofaura
第一夜 本編URL:https://youtu.be/gOvMHa2yQEs