まずは本日73回目の原爆忌をむかえ、尊い命を犠牲された方々に心より哀悼の意を表します。またいまだに後遺症に苦しまれている皆さんに、心よりのお見舞いを申し上げます。

小池百合子東京都知事による豊洲新市場の安全宣言がされた。まぁ思ってた通りで、まったく意味不明な“追加工事”とやらで、新たな無駄遣い垂れ流したうえでの安全宣言だった。

言っとくけど、豊洲市場や豊洲の地の状況は何も変わっちゃいない。小池さんが出てくるとっくの前から、安全で面白く楽しい、明るい未来の街だ。

舛添前都知事が安全宣言をしていたように、こんなくだらない工事をしなくっても豊洲市場の安全はとっくに証明されていた。

科学をないがしろにし、小池さん自身の政治的野心を満たすための思い付き(ほかの政治家が唯一褒める政治的な鋭い勘?こんなモノくそくらえだっ!)だけで、移転を延期しちまったから、もっともな後付けの理由のためにだけやった無駄な工事だ。

ホントにこの人はめちゃくちゃな人だ。あきれ返って言葉も出ねぇよ。

しかし小池知事に受けて立っていただいた住民訴訟で、この落とし前はキッチリつけさせてもらうつもりだ。この住民訴訟は本当に大事な意味を持ったものになってきた。今回の一連の小池知事の独裁都政がこのまま是とされてしまえば、首長の権力は強大なものになってしまう。正直、原告代表のオレもそこまで考えてやったわけではないが、人から改めて言われて同意するしかなかった。

小池さんは行政の連続性も無視し、科学的根拠も相手にせず、そして周りからの苦々しい助言にも耳を貸さなかった。その結果、五輪を目前にした現在、市場移転に限らずもともと綿密に計画されていた都市計画自体、ズタボロにされている。

こんな知事や市長がほかの都道府県や市に誕生したら、本当に大変なことになると思う。とりあえず東京には貯えがあったから、何とかなっているが、近い将来は全く明るい見通しがない。

それだけ首長の権限は強いんだ。もしこの裁判で小池側が勝ちでもしたら、その権限がさらに強化されてしまう。ほぼ独裁都市を作れてしまう。こんなことは絶対にあってはならないとオレは思う。

次回の第7回口頭弁論期日は9月28日(金)13時50分から東京地裁第803号法廷で開かれる。ぜひお時間を作って傍聴に来てほしい。

しかしこの裁判にはオールドメディアが全く興味を示さないのが不思議だ。やっぱやつらは日本の将来のことなんて、これぽっちも考えてねぇことがよく解るよ。

■小池百合子が切り捨てた「築地女将さん会」

しかしこのバカ知事を本当に許せないのは、築地女将さん会といった方たちを見事に切り捨てやがったことだ。

「築地市場(東京都中央区)の関係者の中には、同市場で働く女性の団体「築地女将さん会」などように移転に反対する人もいる。

小池知事は「女将さん会からは、いつもご意見を頂戴しているが、ご主人方は(移転の)準備もされているようだ」と指摘した上で、「皆さんの納得をいただけるよう進めていきたい」と述べた。」

女将さん会は移転においてオレとは意見の分かれる方たちだが、同じ市場の仲間でもある。諸事情があって築地に残りたいという気持ちは正直わからなくはない。

このある面純粋な人たちをいたずらに弄んだのが、小池知事だ。「築地は守る 豊洲は生かす」とかわけの解らんことをぶち上げ、挙句、側近の小島敏郎なる輩を使い、画餅に過ぎない築地市場再整備案まで披露した。

その時、女将さん会の皆さんは、良かったと言って泣いていた。結果はご存知の通りだ。

確かにオレとは意見を異にするが、この画餅に過ぎない築地市場再整備案を聞いた時には気の毒でならなかった。不勉強な部分があるのは否めないが、それでもやってくれると宣言をした小池知事を純粋に信じていたンだ。

そして「貴女方は反対してるけど、ご主人方は移転準備してるんでしょ!」(あくまでオレの意訳w)って、この言い草だ。

小池知事には緑の血が流れているのかもしれないね。