立憲民主党の蓮舫議員(50)が自身のツイッターで19日に参院内閣委員会で可決されたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案について苦言を呈した。
蓮舫議員は法案可決後にツイッターを更新し、「決議案が否決され内閣委員会が開会、5時前にカジノ法案が採決されました」とカジノ法案が自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決したことに言及した。
さらに蓮舫議員は「カジノ法案採決を急いでも亡くなる方はいません、被災地支援を急ぎ対処すれば救われる方々がたくさんおられます」と今も避難所生活を強いられている被災者が多くいる西日本豪雨に絡めて与党を批判し、「なぜ、カジノ法案審議と採決を急いだか、との問いに対する石井大臣からの答えはないままでした」とつづっていた。
決議案が否決され内閣委員会が開会、5時前にカジノ法案が採決されました。 カジノ法案採決を急いでも亡くなる方はいません、被災地支援を急ぎ対処すれば救われる方々がたくさんおられます。なぜ、カジノ法案審議と採決を急いだか、との問いに対する石井大臣からの答えはないままでした。
— 蓮舫(@enho_sha) 2018年7月19日
しかし、このツイートに対し有権者からは、「内閣委員会で災害対策を話し合えば西日本豪雨の被災者がすぐに救われるとでも?」「カジノ法案も被災者の支援も平行してできると思いますよ。現地は現地で支援は続いています」「被災地を盾に与党を批判するくらいならいっそ自分でボランティアに行ってください」といったツッコミの声が多く寄せられていた。
カジノ法案は20日にも本会議でも可決され、成立する見通し。立憲民主党などの主要野党は衆院への内閣不信任決議案を提出して抵抗する構えだが、否決されるものと見られている。