自由党の小沢一郎代表(76)がツイッターで安倍首相(64)の行動について苦言を呈したものの、有権者からは疑問の声が上がっている。

30日に投開票が行われる沖縄県知事選挙。小沢氏は、自由党幹事長まで勤め上げた玉城デニー候補(58)を支援する立場となっており、ツイッターでもたびたび玉城候補について言及している。

そんな小沢氏だが、25日に自身のツイッターを更新し、「安倍総理は翁長知事が就任直後に来たとき全く会おうとしなかった」と唐突に安倍首相批判を展開。つづけて、「何ヶ月間もひたすら無視し、嫌がらせを続けた」とつづった。

さらに小沢氏は安倍首相について「結局、翁長知事の在任中、米軍属の事件が起きたときなど4回しか会談していない」とし、「沖縄の民意を軽んじてきた証拠である」と断言。「そして翁長知事は亡くなられた。この闘い、負ける訳にはいかない」と、自民党の推薦を受けている佐喜真淳候補(54)に対し、改めて対抗する決意を燃やしていた。

安倍首相が翁長雄志前知事との会談に応じなかったのはたびたび報じられてきたことではあるものの、その理由は会談の日程についての調整がうまくなされなかったため。そういった経緯もありこのツイートに対し有権者からは、「いや…アポ無しで訪ねて来て会ってくれる総理大臣なんていないと思いますけど」「人の死も単に政局に利用するのはやめたほうがいいですよ」「アポイントも取らず、一方的に押しかけておいて『会えなかった』と言うのはフェアな姿勢だとは思いません」といった疑問の声ばかりが殺到。有権者の不信感を残すだけの結果となってしまった。