カサ・セセーニャのカパは、スペイン産の羊毛(メリノウール)を用いて、すべてこの店内の工房で手作業で作られています。

上写真の黒いカパは「カパ1901」という名前で、このお店でもいちばんクラシックな型です。

なんと、かのピカソもこの「カパ1901」を身にまとって埋葬されたのだとか(厳密には、ピカソのカパはこの「カパ1901」に刺繍が施された特注品)。

「カパ1901」には、「エスクラビーナ」と呼ばれる襟飾りと「チャロ」と呼ばれるシルバーのブローチが付いているのが特徴です。

ちなみに「カパ1901」のお値段は930ユーロ(日本円で約12万円)で、ピカソと同じ刺繍を入れてもらうと1650ユーロになるとのこと(刺繍には5~6週間かかります)。

筆者もカパを試着させてもらいました。高品質な厚手の羊毛フェルトを使っているせいか、意外と重さがあるものの、確かに暖かく感じます。まるで”魔法のマント”のような雰囲気!

100年以上前の時代に生きた人々がこの店のカパを着ていたと思うと、感慨深いです。

ちなみに、上写真の赤いカパは625ユーロ、青いカパは440ユーロとのこと。

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