同氏は、ステーブルコインの代表格テザー(USDT)に対して信用不安が生じる中、新たに発行された多くのステーブルコインがイーサリアムベースであることが「その証左」と指摘した。また、イーサリアムのスケーラビリティーを解決するためのethereum1.xが6月に予定されていることにも注目している。
今年は、トークンを使った資金調達であるイニシャル・コイン・オファリング(ICO)市場が低迷したことから、イーサリアム (ETH)に売り圧力が高まった。松田氏は、来年、「各国のICO規制が出揃い、順法なSTOとして新たな調達が再開すれば、年末にかけて順調に値を戻していく」と予想した。
ICO復活によるETH価格上昇を予想する専門家は他にもいる。先日、仮想通貨取引所ビットメックス(BitMEX)のアーサー・ヘイズCEOが、コインテレグラフ日本版の取材に答え、ICO市場が復活するとともにETHはすぐに200ドルを試すだろうと予想した。
松田氏は、ドイツ銀行の元トレーダー。現在は、日本の仮想通貨交換業のスタートアップFXcoinで、投資家向けに仮想通貨のマーケット情報を伝えている。
(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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