さてマールブルクを散策する際にぜひ参考にしたいのが、「グリム兄弟の小道(Grimm-Dich-Pfad)」というコース。コース上にはグリム童話に関連したオブジェが置かれており、それらを順番に探していくことで旧市街を効率よく散策できるようになっています。

チェックポイントとなるのは、シンデレラのパンプスや白雪姫の鏡、カエルの王様など計16ヵ所。なかなか見つけられないオブジェもありますが、全制覇をめざしながら町の散策も併せて楽しんでみてください。

グリム童話以外にも、マールブルクは聖エリザベートの終焉の地としてしられています。聖エリザベートは、13世紀に4歳という若さでハンガリーからドイツ中部のチューリンゲンへ嫁いできた女性。夫を亡くした後マールブルクへやってきた彼女は、ここで貧しい人や病人の救済に献身。24歳という若さで亡くなったのでした。

そんな彼女に捧げられた聖エリザベート教会や彼女が建設した病院跡は、旧市街から少し離れた町の北側に残されています。また聖エリザベートの生涯に興味のある方は、彼女が嫁いできたヴァルトブルク城もぜひ訪れてみてください。

美しい木組みの家が圧巻のマールブルク。グリム童話のキャラクタ―を探しながら、おとぎの国へつかのまのタイムスリップを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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