特ロースかつ定食 2000円
茎ワサビ 100円

人それぞれ自分評価の「日本一」があると思いますが、筆者にとって日本一のとんかつ屋は「とんかつ檍」(東京都大田区蒲田5-43-7)です。いつも行くのはもうひとつの店舗「とんかつ檍 銀座店」(東京都中央区銀座8-8-7 第3ソワレドビルB1F)のほう。とんかつに使用している豚肉は林SPFで、少なくともその時点で旨さが底上げされるのは間違いないのです。

・檍のスキルがあるからこそ人気

林SPFを使用しているとんかつ屋さんは増えていますが、増えれば増えるほど、檍の旨さが「林SPFに頼っているわけじゃない」ことがわかります。確かに林SPFの力でとんかつの旨さが底上げされますが、檍のスキルがあるからこそ、檍の人気が保たれていると言えるでしょう。

・檍の職人によって林SPFが高度な次元へ

食べるだけの筆者が何を言っても素人の域を出ないので多くは語りませんが、衣だけでもその完成度はパーフェクトに近いです。衣の揚げ具合、衣の厚さ、衣の油分量、衣の硬度、そして衣から溢れ出す旨味エキスと肉汁の融合。檍の職人によって林SPFが高度な次元へと昇華されるわけです。

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・茎ワサビを乗せて食べてほしい

今回は特ロースかつ定食(2000円)を注文。まずはプレーンの味をそのまま味わい、純粋な檍の味を堪能。そのあと塩。そしてまたプレーンを食べたあとに、醤油をとんかつの断面に染み込ませてから茎ワサビを乗せて食べます。

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