英大手銀行バーグレーズは、顧客が仮想通貨取引所Binanceへ送金することを禁止している、と明らかになった。
同行のツイッターでは、月曜日に「顧客の資金を守る責任があり、デビットカードとクレジットカードによる支払いは追って通知するまで停止する。」とツイートした。同行の顧客は、Binanceへのクレジットカードまたはデビットカードによる支払いが禁止された後、実際にBinanceに資金を送金することができなくなったようだ。
今回の発表は、金融行為監督機構(FCA)が、Binance Markets Limitedは英国で暗号業務を行う認可を受けていないと発表してから約2週間後のことである。FCAがBinanceに警告を出していたことが背景にあると見られ、「バイナンスと仮想通貨への投資に関する情報」として、英国の金融行動監視機構(FCA)のウェブサイトを参照するようにもツイッターで促した。
一方、Binance はツイッターで、「Binanceユーザーへのサービス提供を停止する一方的な行動を取っていることを知り、失望している。FCAの通知は、英国で法人化されFCAの規制を受けているBinance Markets Limited(BML)社に関するもので、BML社は別の法人であり、WebサイトBinance.com(http://binance.com)を通じていかなる商品やサービスも提供していない。」と一連のツイートで述べている。
先月6月末には、日本の金融庁も未登録で仮想通貨事業を行なっているとしてBinanceに警告をしている。世界の中でも大手仮想通貨取引所である同社への、各国の動向は引き続き注目されそうだ。