アパレル大手Gapは12日、初のNFT(非代替性トークン)コレクションをグローバルに立ち上げると発表した。

同社のブランドと象徴的な製品を新規および既存の顧客に提供する。具体的には、クリエイターを称えるゲーミフィケーション形式のデジタル体験を導入し、顧客に限定版のGapフーディを所有する機会を提供するという。

今回、Frank ApeのアーティストであるBrandon Sines氏とコラボするようだ。コミュニティ、創造性、自己表現がSines氏のアートの核となる価値観であり、ポジティブさと平等性を体現しており、同社の価値観であるモダンなアメリカの楽観主義に合致しているという。

Gap North Americaの最高製品責任者兼GMであるChris Goble氏は、「Gapは常に音楽、芸術、文化と関わっているので、Brandon Sinesのようなアーティストとのデジタル空間における成長の機会に興奮している。」と述べた。

併せて、同社はオープンソースのブロックチェーンであるTezosを活用するようだ。Tezosは、よりエネルギー効率の高いアプローチでネットワークを保護し、最小限のエネルギー消費と少ない二酸化炭素排出量で運用することを可能にしている。

今回購入できるNFTは、「コモン」、「レア」、「エピック」、「ワンオブアカインド」の4つのレベルで分類されている。最初のレベルであるコモンは、日本時間の14日から15日まで、2XTZで販売され、購入しやすい価格帯でスタートする。今後2週間にわたって、レアは16日に6XTZ、エピックは20日に100XTZ、ワンオブアカインドは25日にオークションで販売開始される。先着順で販売され、レアとエピックでは限定版が用意されるという。

また、Gapのパーカーを象徴するデジタルアートをコモンとレアで集めると、エピックでBrandon Sines氏による限定デジタルアートとGap x Frank Ape by Sinesのパーカーを購入できるチャンスが得られるという。