8月18日に放送された『めざまし8』(フジテレビ系)で、自民党の生稲晃子参院議員(54)が自民党の萩生田光一政調会長(58)とともに世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会)の関連団体の会合を訪れていた問題を特集。出演者で元衆議院議員の金子恵美(44)の発言が物議を醸している。
参院選の公示前の今年6月の訪問が発覚した生稲氏。旧統一教会の関連団体「世界平和女性連合」の会合を訪れたことについて、生稲氏側は、「依頼があり、新人の立場ですので、より多くの方に政策を聞いていただきたいという思いでスタッフが判断した」と説明している。
これについてMCの谷原章介(50)が、生稲について「どういう団体か確認しないものなんですか?」と疑問を口にすると、金子は、「選挙の実体だけいえば、神輿に担がれた候補者は選対(選挙対策委員会)の決めたスケジュールに則って動くしかないところが正直あって、そうすると候補者本人が調べることはまず難しいと思う」とタレント候補者ゆえの難しさを指摘。「ただ、地元の議員とか地元の支援者に案内されたら無条件に行ってしまう」と明かした。
また、その後も金子はふたりが訪れた「世界平和女性連合」が国連NGO団体であることを指摘。「調べたら国連ということもあって安心して行っていたという話もある」といい、「国連の方に(認定した)追及はしなくていいんですか?」と疑問を呈していた。
この金子の一連の発言にネット上からは、「論点ずらしで擁護?」「この言い訳でいうと、反社の集まりでも演説に行くことになる」「擁護が苦しすぎる」「神輿に担がれただけの自分の信念がない議員は必要ないって話になる」という声が集まっていた。
「金子自身も自民党出身。自民党に旧統一教会の力が蔓延っていたことを知っていた可能性は高いものの、さすがにメディアでは自身が知っていたか否かについては触れていません。とはいえ、旧統一教会との関連が強い議員を徹底的に責めるわけでもなく、この日は擁護発言や論点ずらしの繰り返し。そのため、一部ネット上からは、『政界復帰目指してるから歯切れ悪いのでは?』『古巣攻撃したら戻れないもんね』という揶揄も聞かれています」(政治記者)
自民党にいた立場から、政治と宗教団体の癒着を批判すれば好感度は上がると思われるが、失いたくないなにかがあるのかもしれない。