1月23日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、タレントの石原良純(61)が出演。SNSの闇バイト募集に対し、解決案を発案したものの、視聴者から厳しいツッコミを集める事態になっている。

19日に東京・狛江市の住宅で発生した強盗殺人事件。この前後から関東を中心に強盗事件が続いていたが、この事件では縛られた90歳の女性が激しい暴行を加えられ、死亡した。

この事件については、別の強盗事件で逮捕された男らが使っていた交流サイト(SNS)に「狛江」「欠員が出たら連絡する」というやり取りがあったことが確認されているとのこと。また、昨年12月に東京都中野区で発生した強盗傷害事件で逮捕された男も「面識がなく強盗目的で集まった」と供述しているといい、警察は強盗グループがSNSでメンバーを募って犯行を繰り返していた疑いがあるとして捜査しているという。

この事件について良純は「『100万円のバイトってあるんだ』って思う若者の心理。これは僕らの年代には理解できないんだけど、本当に思ってる。それを幼稚であるとかそういうことではなく、いまの情報量が覆いかぶさってきたときに、心が動いてしまうんであれば、それをどうやってそうじゃないってことを知らしめるか」と指摘した。

その方法について良純は、「例えば警視庁が面白いホームページを作れって言ったって、警視庁のおじさんたちができるわけないんだけど、インフルエンサーなりYouTuberなりに働きかけて、『こういうことやったら強盗殺人で大変ですよ』って、提携して若者に発信していく」と発案。「高齢者にはイベントやって『振り込め詐欺は家族に言いましょう』ってやってるのと同じで、若者たちにどういうアピールをしなくちゃいけないのかなって感じがします」と話していた。

しかし、このコメントに視聴者からは、「そんな啓蒙が役立つわけないよ、わかった上でやってるんだから」「いや、危ないってこた分かってんだよ」「そんなことしてやめる奴はそもそも応募しない」という苦言が集まっていた。

「そもそも闇バイト募集には『叩き』(強盗)、『UD』(受け子、出し子)といった隠語が使われており、犯罪であることは明らか。良純の発言は、犯罪だと思っていない若者にその闇バイトが犯罪であると知らしめるべき、というものでしたが、闇バイトに応募する若者はそもそもそれが犯罪であると充分認識している可能性が大きいでしょう。呼びかけ程度でやめる若者はそもそも闇バイトに応募しておらず、良純の発言は的外れなものとなっていました」(週刊誌記者)

良純が言うような単純なアピールでは、闇バイトへの応募を阻止することはできないだろう。