3月8日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、俳優・東出昌大(35)の“山ごもり生活”に密着。不倫スキャンダルから3年経った現在の東出の生活が特集されたが、同番組木曜日レギュラーの国際政治学者・三浦瑠麗さん(42)の夫が逮捕されたことに関する報道時間はわずか3分足らずとあって視聴者から怒りの声が殺到している。

東京地検特捜部は7日、太陽光発電事業に絡み刑事告発されていた会社役員の三浦清志容疑者(43)を4億2000万円を横領したとして業務上横領の疑いで逮捕した。清志容疑者は、国際政治学者の三浦瑠麗さん(43)の夫で、再生可能エネルギーに関する投資やコンサルタント業務を手がける会社「トライベイキャピタル」の代表取締役を務めている。

清志容疑者の会社などが特捜部の家宅捜索を受けた際、瑠麗さんはホームページ上で「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことですが、捜査に全面的に協力する所存です」などとコメントを発表。夫のビジネスとは無関係としていた。

この日番組では冒頭で約3分間、清志容疑者の逮捕を伝えたが、司会の谷原章介(50)や出演者が事件にコメントすることはなく淡々と詳細を伝えるのみ。“身内のスキャンダル”に対してどこまでも甘々対応が目立っていた。

その後、番組は「スキャンダルから3年……TV初密着」と題し、山中の一軒家で半自給自足の生活を送っている東出の生活ぶりを放送。およそ1年前に山に移住したというビニールシートで覆われた居住スペースにガスは通っておらず、畑で育てた野菜や保存食、自ら狩猟で捕った鹿などの肉を食料としているという。

また東出はインタビューで「家の前で迷ってらっしゃるのかなと思って『どうなさいました?』って言ったら胸の中からパッとビデオカメラ出されて『ワイドショーです』って言われたこともあったし」「スーパーで買い物してても撮られたし、飲食店に入ってもあの人こっち見てるけど記者なんじゃないかとか疑心暗鬼になったり、後ろから人が歩いてきたら記者なんじゃないかって」と、山で生活を始めた理由を説明。

さらに「仕事柄なのか自分の自意識なのか分からんけど、東京にいるとどうしても人の目を気にしちゃって。日常的に演じてるんじゃないかな」と発言。山での暮らしの中では東出のことを“芸能人”という目で見る人はいないため「だから普通にしていられる」とも語った。

だが、こうした放送内容に視聴者は違和感を抱いたようで、「東出なんとかの密着より三浦瑠麗のダンナが逮捕された件を詳しく報じるべきじゃないの?」「東出より三浦瑠麗の夫逮捕を取り上げろ!また明日も三浦瑠麗は出演しないだろ!」「東出さんやるなら三浦さんの夫逮捕の件をやるべきじゃないの?」「当然トップニュースは三浦瑠麗の夫かと思ったら、山で生活する東出昌大」との厳しい声が集まっている。

「清志容疑者の逮捕翌日とあって視聴者の注目も高まっていた『めざまし8』ですが、蓋を開けてみれば東出の“山ごもり”密着がメインというヘンテコな番組構成。SNS上では不倫した末に山に逃げ込だ東出に対する反応は冷ややかで、東出への批判ツイートも多数投稿され即トレンド入りする事態に。結果的に東出が瑠麗さんの身代わりとなってバッシングを受けることで、番組側は清志容疑者の事件を鎮静化することに成功したと見ることもできます」(週刊誌記者)

あまりに不誠実な『めざまし8』の報道姿勢に視聴者の不満は爆発寸前だ。