4月13日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で同日朝に発令されたJアラートについて特集。番組にコメンテーターとして出演しているテレビ朝日報道局の玉川徹氏(59)の発言が物議を醸している。

この日の午前8時頃に発出された全国瞬時警報システム(Jアラート)。北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けてのもので、北海道周辺に落下するとして近くの住民に避難が呼びかけられた。その後、このJアラートは「落下の可能性がなくなったことが確認された」として訂正されたが、北海道新幹線などは一時運転を見合わせるなどの影響が出た。

このことについて、MCの羽鳥慎一アナウンサー(52)が「批判でなく検証指摘が必要と思います」と念押ししてから玉川氏に話を振ったが、玉川氏は「世の中が止まるわけですからね、これで。交通機関が止まるわけですし、精度っていうのは重要」とJアラートの精度に対して懐疑的に答えた。

続けて玉川氏は、「発射から30分経ってアラートが出て、その直後に(ミサイルが)遠くの方にいってますという話になるのは、どういう風にしてこのJアラートが出されるのかっていうことの、説明がやっぱり政府に必要です」と指摘。また、「なんで今回こういう風になったかっていう、取材や検証も必要です」と持論を展開した。

とはいえ国防に関わるシステムの詳細など出せるはずもないのは周知の通り。こうした玉川氏の発言に視聴者からは、「実際、日本に弾道ミサイルが向けられていて、日本に着弾する可能性がある限り、外れてもアラートを出すのは当たり前では?」「相手に筒抜けにされる情報は出さない方がいいと思うが?」「もっと国防力を上げろとか他に言うことはないんでしょうか」「国防に関することだから詳細は出せないでしょ」という声が集まっていた。

「実際にJアラートが発出されるタイミングが遅い、万が一着弾するような軌道でミサイルが打たれた場合、Jアラートが発出された時点ですでに着弾しているという指摘はこれまでにも多く集まっていました。しかし、玉川氏は防衛費予算の増額反対派。都合のいい部分だけ批判する玉川氏の姿勢にも疑問の声が集まっていました」(政治記者)

実際にミサイルを打った北朝鮮ではなく、Jアラートだけを批判する姿勢にも違和感を覚えた視聴者も少なくないようだった。